千葉県柏市で起きた連続殺傷事件で、強盗殺人容疑で逮捕された現場近くの自称無職竹井聖寿(せいじゅ)容疑者(24)が、事件後にインターネットで会話ができるサイトを通じ、知人に事件への関与を伝えていたことが、捜査関係者への取材でわかった。このサイトは限られた人だけで会話できる機能があり、この知人が県警に情報提供したことがきっかけになって、逮捕につながったという。

 捜査関係者によると、竹井容疑者は7日の調べでは事件に関して黙秘。ただ、小中学校時代の生活ぶりなどの雑談には応じており、こうした中で「悪をもって悪を制す」という言葉をよく口にしているという。

 県警は、竹井容疑者が「社会に復讐(ふくしゅう)する」とも話していたことから、生い立ちを含め事件に至る経緯を明らかにしたいとしている。