2014年3月5日12時08分
千葉県柏市で3日深夜に起きた連続殺傷事件で、容疑者の足取りがつかめない中、柏市内のすべての小中学校で5日朝、前日に続いて集団登校が行われた。事件現場から約600メートルの市立第一小学校では通学路に警察官や地域の防犯パトロールのボランティア、学校職員らが立ち、登校を見守った。人通りの多い時間に合わせ、登校時間も4日に続いて遅らせた。
5年生の娘を通わせている会社員女性(36)は「警察官に見守られて登校する風景は異常。いつまで続くかわからないので心配です」。4日から学習塾や習い事を休ませているという。市教委は、集団や保護者の付き添いによる登下校や部活動を原則中止するなどの対応を10日まで続けることを、市立の計62小中学校に要請した。
県警は、目撃証言に基づいて容疑者の特徴を描いたイラストを作成。チラシにして、4日夜にJR柏駅前で配った。5日付の新聞朝刊にも7万枚を折り込んだ。県警によると、5日朝までに計53件の情報提供があったが、犯人に結びつく有力な情報はないという。
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朝日新聞社会部
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