ここから本文です
  • No.155019

    割安スマホ急伸 利用料は大手の7割安、NTTコムなど値下げ

    2014/03/20 03:04

    1
    0

     大手携帯電話会社より7割ほど安い月額料金でスマートフォン(スマホ)が利用できる通信サービスが急速に伸びている。年内にも一般利用者向けの契約数が現時点の2倍の100万件を突破する見込み。NTTコミュニケーションズなどサービス事業者は4月から料金をさらに下げるなど攻勢をかける。利用者が増えれば、高止まりが続く大手携帯会社の料金戦略にも影響を与えそうだ。

     スマホの割安通信サービスは仮想移動体通信事業者(MVNO)が提供する。NTTコムやインターネットイニシアティブ(IIJ)、NECビッグローブ、日本通信の大手4社の総契約数は2月末で47万件(一部推定)。毎月5万件超のペースで増え月内に50万件を突破する見通し。各社の予測では年内には100万件を超える。

     NTTドコモなど携帯大手3社のスマホの総契約件数は約5千万件。規模では圧倒するが、需要が一巡し加入者の伸びは鈍化気味だ。

     NTTコムは4月から、月額の最低料金を934円から900円に下げる。利用できるデータ量の上限を1日当たり30メガ(メガは100万)バイトから50メガバイトにする。IIJも4月から料金据え置きでデータ量を倍の月1ギガ(ギガは10億)バイトにした。通話とデータ通信を月1900円で使えるサービスも始めた。日本通信も値下げの検討に入った。

     MVNOは国内で01年から始まった。当初はベンチャーがパソコン用のデータ通信カードを販売していた。10年ごろから「SIMカード」と呼ぶICカードが登場。利用者は同カードの入っていないスマホを用意する必要があったが大半の家電量販店などでは売っていなかった。13年にスマホブームとNTTグループなどの参入で割安サービスの人気に火が付いた。

     ドコモなど携帯大手は7ギガバイトまで使えるサービスで月7千円(通話基本料も含む)。スマホで動画を頻繁に見るユーザーに向いている。メールや交流サイト(SNS)が中心の平均的なスマホユーザーは月1ギガバイトが使えれば十分とされる。

     SIMカードと端末を一緒に販売する動きも増えてきた。NTTコムは台湾の携帯端末メーカー大手の華碩電脳(エイスース)と協力してタブレット(多機能携帯端末)のセット販売を始めた。DVD・CDレンタル大手のゲオと協力し、中古スマホとの一括販売も始めた。大手家電量販店も割安スマホの売り場を相次ぎ設置している。

PR

PR
ファイナンスストア
本文はここまでです このページの先頭へ