毎年6月下旬に開催され、西日本最大級とされる約700の露店が呼び物の「姫路ゆかたまつり」で、今年から露店の出店数が5分の1程度に縮小されることが14日、分かった。昨年、暴力団との関係が公表された露天商組合による取りまとめがなくなり、京都府福知山市の花火大会露店爆発事故で安全管理が厳しくなったことが影響したという。(山崎史記子)
同まつりは、姫路市などでつくる振興協議会が運営。毎年6月下旬の3日間、姫路駅から姫路城に至る大手前通りを中心に露店が並び、浴衣姿の親子連れらがそぞろ歩く。昨年は約15万人が訪れた。
関係者によると、姫路市などは今年から露店を150店程度に抑える方針。昨年まで露店を取り仕切った露天商組合(解散)が退いたため、今年は出店者の公募や調整は、市や警察、まつり関係者でつくる運営協議会が行うという。
姫路市の担当者は「安全管理上もこれまでの規模で責任を負って運営するのは難しい」とする。地元自治会の男性役員は「地元の神社を由来とする、家族が楽しめるような本来の形にしていければ」と受け止める。
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