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福島原発の放射能が米国到達予定。ボランティアが調査開始 のイメージ
2011年の福島原発事故によって海に流出した放射性物質が、米国西海岸に到達する。それをモニタリングするために、米国ウッズホール海洋研究所が体制を整えていることを、米国The Spoksman Review紙が報じた。
この春、米国西海岸に放射性物質到達
2011年の原発事故で空気中に放出された放射性物質は、その直後に、米国の雨水などに検出されている。海に放出された放射性物質はこれに比べると移動速度が遅く、コンピュータシミュレーションによれば、米国西海岸に到達するのはこの春あたり。それをモニタリングするために、米国ウッズホール海洋研究所は、西海岸全域に広がるボランティアのネットワークを組織した。ウッズホール海洋研究所は、アメリカ海軍と米国科学財団が出資する大規模な研究所で、過去にタイタニック号の沈没船体探索なども行なっている。
「我々は、近づいて来ているのを知っている」
同研究所の科学者であるKen Buesselerは、ボランティアを募るビデオ映像の中で、次のように言った。「我々は、(放射能に)汚染された海水が近づいて来ているのを知っている。だが、我々にわかっていないのは、それがどのくらいの速さでやってくるかということだ。放射性物質を含んだ水が西海岸に到達するのを測定する必要がある」。カナダの沖合では、コンピュータの予測よりも早い時期に、福島原発のものと考えられるアイソトープが検出されている。
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