くろねこ日記

ナンパ、恋愛、性愛などに纏わるブログです。趣味の話も。




△Recent Entries






「Fの壁」

f:id:qloneko:20140214130243j:plain
先日の大雪の日の翌日、池袋でナンパ講習だった。
講習の終盤、クライアントの参考になればと、僕が声をかけているところを見ていてもらった。

丁度少し前を歩いていた女の子が、サブカルっぽい雰囲気だったから、この子ならまぁいけるだろう、と思い近づく。顔は見ていない。女の子が持っていたトートバッグに「ASIAN KUNG-FU GENERATION」の文字が見えた。僕はコピーバンドもやっていたくらいだ。絶対に逃してはならない。「お姉さん、アジカン好きなんですか?」「えっw」といった感じで、簡単にオープンした(最近こんなのばっかだな…)。案の定、サブカル女子という感じだった。この子は少し地味だけど、僕と波長が合う感じ。音楽や映画の話、お互いの仕事、出身、住んでいる街、そんなことを話した気がする。細かい髪の毛が顔についていたから、「美容室帰りでしょ?これ、美容室で巻いてきたんでしょ?w」と言ったら、「何で分かったんですか!?コナンかと思ったw」なんて言われた。そりゃ分かるよ。「これから事件の真相を…」なんてコナンの真似をしてみたりした。もう少し和んでから、鼻のあたりについた髪の毛を取ってあげた。さりげなく、相手に触れる。相手も多少なりともドキッとしただろうと思う。やり方や、タイミングを一歩間違えれば、一気に食いつきを下げることにもなりかねない。40~50分くらい立ち話して、LINEを交換、アポ*1の日程まで決めて別れた。連れ出して欲しそうな素振りも見せていたが、一応講習中なので番号交換に留めた。別れ際に握手をしたら、「わ、手冷たいですねw」とか言いながら、やや強めに握り返してきた。IOI*2だ。「心が暖かいからねw」毎度のルーティーン。彼氏がいないことも確認してある。アポでは、恋愛遍歴を訊いてみよう。池袋でのアポはあまりやったことがないから、池袋での準即*3コースを確立しよう、そんなことを考えていた。

次の週の金曜日、また大雪が降った。この日は別のアポがあったのだけれど、それは雪のせいでキャンセルになり、急に暇になってしまった。その時、丁度今回の子とLINEのやりとりをしていた。彼女は、雪の降る銀座を一人で散歩していると言っていた。「なんだよ、暇なんだったら遊んでよw」と送ってみた。すると、「私の相談聞いてくれるなら!」と返信が来た。この雪の中、銀座を一人で散歩しているなんて、余程病んでるのかな?と思った。「いいよ。僕、カウンセラーになります◎」「ほんとに!?どうしたら良い?」「高円寺まで来れる?w無理なら新宿でも良いけど。」「じゃあ高円寺行きますよ。地下鉄で行けるし。」こうして、急遽アポが決まった。最寄り駅だったから、かなり楽だった(とはいえ、駅まで辿り着くのさえ一苦労で、何回も滑って転んだのだけれど)。ただ、この日に準即するのは難しいだろうから、この日は時間が短いから、和むことに徹して、当初予定していた次回のアポで確実に準準即*4を狙おう、という作戦にシフトすることにした。21:00過ぎ、高円寺駅で女の子と合流した。わざわざ僕の最寄り駅まで来てくれるということは、それなりに好意を抱いてくれているということだろうか。カウンターに横並びで座れる焼き鳥屋さんに行こうとしたら、混んでいて入れなかった。寒い中、雪まで降っている。近くにあった別の店に入ることにする。幸いにも、このお店もカウンターで横並びで座ることができた。横並びでなければいけない、というわけでもないけれど、やはり対面になると距離が遠くなるし、お互いに緊張し易くなるから、横並びで座れるお店が望ましい。お酒が飲めるかどうかは予め確認していなかったけれど、そこは問題なかった。彼女の「相談」とはどんな重い話なのだろうと思ったけれど、そこまで深刻な話ではなかった。勿論、第三者からしてみれば大した事ではないとは言っても、彼女の中では深刻なことなのだ。他に相談できる人がいないから、わざわざ僕に話しているのだろう。愚痴を話せるのは、全く関係のない第三者だけなのだから。当事者に話してしまったら、それは愚痴ではなく抗議になってしまう。「うん、うん。」「そうなんだ。」「そうだね。」なんて調子で、彼女が話すのをずっと聞いていた。意外とよく話す子だ。女の子は基本的におしゃべりが好きなのだ。そして、彼女が気持ちよく喋るためには、聞き役という存在が必要不可欠になる。話の流れで、彼女の恋愛遍歴を聞き出すことができた。やはり、男性経験は少ない。しかも、悪い男に騙されたりしている。そして、聞いたところによると、元彼とはナンパで知り合っているとのことだった。良いことを聞いた。元彼がナンパ師、と来れば、僕でも十分に落とせるということになる。殆ど勝ちは決まっていた。主に彼女がずっと話していて、僕はずっと聞き役になっていたから、「次回は○○さん(僕)のお話聞かせてくださいね」ということで、その日は別れた。声をかけたときは気付かなかったけれど、上着を脱いだ時の彼女の胸の膨らみは尋常じゃなかった。それを見て、僕はこの子と何としてもセックスしなければならないと思った。理由は後述する。この日は、手繋ぎまでだった。横並びのカウンター席でさり気なく手を繋ぐ。もはや、ルーティーン化しているけれど、これは相手の好意を確かめるのに最適な手段だと思う。必要なのは、横並びの席と、ほんの少しの勇気だけだ。拒絶されることを恐れるな。帰り際、改札前で、女の子が徐にチョコを渡してきた。この日はバレンタインデーだったのだが、持ってきてくれるとは思わなかったからびっくりした。やはり、ある程度好意を抱いてくれていることは間違いない。万全を期すため、結局次回のアポは池袋ではなくいつも通り新宿にした。
f:id:qloneko:20140109100658j:plain
昨日の夕方、新宿は東南口フラッグスのタワーレコードで女の子と落ち合った。髪型を少しアレンジしていて、前回とは少し雰囲気が違った。けれど、まだ緊張した面持ちだった。この緊張を解いていくことが、今日の重要なミッションの一つとなる。他愛のない話をしながら、三丁目方面へ向かう。前回手繋ぎまではやっているから、今回は「手袋なしで寒くないの?」なんて言いながら、当たり前のように手を繋ぐ。以前行ったことがあった、ホルモン横丁へ行った。女の子と一緒に来るのは初めてだった。少しだけでも、いつもと違うことをしてみたかった。ここなら、来たことがあるからメニューをちょっと知っているし、カウンターで横並びに座れるという意図もあった。この子は話し方が独特で、伝え方も独特だ。この子はこういう感じ方をするのだな、こういう考え方をするのだな、と思って聞いていると面白い。また、身体の動きも独特で、見ていて飽きない。けれど、不器用なところもあって、自分の話をすることはできても、人に質問をすることが苦手だという。彼女の恋愛遍歴は聞いたから、僕の恋愛遍歴を話した。19歳、大学2年の時にできた初めての彼女の話、その次に付き合ったサークルの後輩の話、その次の年上の彼女、その次の同い年の看護師の彼女、そして、つい最近まで付き合っていた、ナンパで出会った彼女の話。恋愛絡みの話は、誰とでもできるし如何様にも話を広げられるから、やはり汎用性が高い。女の子は、「いつも受け身の恋愛だから、『好き』という気持ちがよく分からない」と言っていた。正直、僕もそれはよく分からない…w。でも、君のことは何だか気になる…。そういう方向性で行こう。2杯ずつ飲んで、店を出る。アルコールのせいもあり、何だか無性に楽しくなってきた。「こなーゆきー♪しに行こうか」と、カラオケへ行く。歌舞伎町のカラオケ館へ。ここは、もうルーティーンに嵌ってしまっていた。それをわざわざ崩す必要もないかもしれないけれど。

何曲か歌った後に、唐突に抱き寄せてみる。抵抗はされなかった。そのままキスをする。舌を入れる。無抵抗。胸を揉む。かなり大きい。そのまま服の下に手を入れて、生で揉む。ブラをずらして、乳首を刺激する。少し抵抗される。抵抗する腕を掴んで、彼女が僕に抱きついているような形にする。そして、下半身へ手を伸ばす。これは強い拒絶があった。「エッチw」「ダメですよw」「怒りますよw」「なんで?」「僕のこと嫌い?」「その質問はずるいですw」大丈夫だろう。強引に攻める。でも、何度か試みるが、結局服の上から少し触るところまでしかできなかった。時間だったので、とりあえず出ることにする。会計を終えて、いつものレンタルルームエデンへ引っ張っていく。エレベーターに乗る前に、階段の踊り場でキスをする。エレベーターに乗る。エレベーターの中でもキス。3階に着く。「○○さん(僕)、帰りましょうよ…。」エレベーターから降りようとしなかった。「大丈夫だよ。泊まったりはしない。帰れるから。」とりあえず中に入れてしまえば勝ちだ。腕を引っ張っていく。いつもの店員さんに1000円を払って、45分滞在コース。「ほら、早く入ろっ。」しかし、部屋に入っても、女の子は靴すら脱ごうとしない。仕方がないから、僕が先に脱ぐ。「嫌です。絶対したくない。」「なんで?」「僕のこと嫌い?」「その質問はずるいですってw」「嫌いじゃないってことは、好きな可能性もあるわけでしょ?なら良いじゃん。」「そういうことじゃなくて…」「○○さん(僕)、なんかおかしいですよ。」「何がおかしいの?だって、したいでしょ?」「ねぇ、一生のお願い。しよ?」彼女の上に乗って、乳首を舐めながら、下半身を攻めようとする。「絶対嫌。絶対しないです。」そうは言っても、ここまで来ているわけだから、そういう気持ちが全くないわけではないだろう。ラスト・ミニッツ・レジスタンス。多少強引に攻めることにした。無理矢理下着の中に手を入れる。かなり濡れていた。「やめて…。○○さん…。私怒りますよ…。」ここまで来れば大丈夫だろう。彼女のスカート、タイツを片足だけ脱がせる。脱がそうとしたら、ちゃんと脚を曲げて脱いでくれた。つまりはそういうことだ。「好きでしょ?触りたいんでしょ?」僕のを触らせる。その間に、鞄からサガミオリジナルを取り出す。装着する。一気に挿入した。もう、僕の勝ちだ。狙った獲物は絶対に逃さない。あれだけ抵抗していた子でも、こういう状況になったら、結局観念するのだ。「後悔しますよ?」「後悔なんかしないよ。君も、僕もね。」僕は彼女の中で、サガミオリジナルの中に射精した。23歳OL準準即。やれやれ。

「○○ちゃんさ、何カップあるの?それだけ教えて。Fくらい?」「…はいw当たりです…。これ、コンプレックスなんです…。」今までセックスしてきた子は、不思議なことに、皆胸が小さかった、一番大きくて、Eカップ。Eは何人かいた。けれど、不思議なことに、それ以上はいなかった。どんなに大きそうに見えても、Eだった。

話は逸れるが、ギターを弾き始めた初心者がぶつかる最初の壁は「Fの壁」だ。Fコードは他のコードとは違い、バレーコードという特殊な押さえ方をするから、初心者には押さえ辛い。でも、それを押さえられないことには、ギターを弾くことなどできない。ここで挫折してしまう人も多いため、「Fの壁」などと呼ばれている。

全然違うのだけれど、Eカップまでの女の子としか出会えないことを、これに準えて僕は勝手に「Fの壁」と呼んでいた。この日、遂にその壁を越えることができた。Fカップの子を抱いたのだ。確認までに、ブラを見てみた。

「F75」


…僕は「Fの壁」を突破した。
f:id:qloneko:20140209030952p:plain
やはり、セックスする前と後とでは、女の子の反応が全然違う。一気に食いつきが上がる。「好きになる」といっても過言ではないだろう。通常、セックスは好きな人とするものだから、逆にセックスをしてしまえば、その相手のことが好きになってしまう、というのはよく言われている通り。歌舞伎町から新宿駅までの帰り道では、彼女の方からくっついてきていた。あんなに抵抗していたのに…。この子はキープにしよう、と思ったのだけれど、後日、LINEのやりとりをしている感触だと、どうやら彼女自身かなり動揺しているようで、それは叶わない可能性が高い。なかなか上手く行かないものだ。時間をかけるべきだったのかもしれない。しかし、経験上、そうすると失敗するリスクが上がる。多少強引にセックスしたことで、彼女を傷つけてしまったのかもしれない。「○○くんのことどう思ってるかは、次会った時に決めます。」若干解せないのだけれど、否定的なニュアンス。もはやどうしようもない。

とはいえ、やったことはいつもと一緒だ。「Fの壁」がどうのこうのというのも、他の子と少し違ったというだけで、僕が得たのはほんの些細なものに過ぎず、根本的な何かが解決されたわけではない。特に駒を先に進めることができたわけではないのだ。結局、僕はまた同じことを繰り返したのだということ。僕は別にセックスした人数を稼ぎたいわけではないのだけれど、やっていることはそれとあまり変わらない、というよく分からない状況になってしまっている。僕のナンパはどうしても自傷的な方向に行ってしまう。これは関係があるのかないのか分からないけれど、レンタルルームで手短にセックスすると、心が荒むような気がする。じゃあ家でやればいいのか、というとそういうことではなくて、この行為自体に問題があるのだろう。言ってしまえば、僕は相手の事なんか全く見ていないし、自分の目的も自分でよく分かっていない。ただただ不安になる。この子とセックスできるのかどうか。できなかったら悔しいから、失敗しないように慎重に、時に強引に攻める。成功すれば安心する。けど、その気持ちは長続きしなくて、またすぐに次の子を求めてしまう。一体何と戦っているのだろう。

この日、この子と会う前には、江戸川橋平均化訓練公開講座を受講してきた。講座で語られていたことをナンパに当て嵌めて言えば、いかにルーティーン化されてしまっているものを壊していくか、ということになるのだと思う。平均化をやった後で、また流れ作業のようなルーティーン的なアポを1件こなしたというのは、平均化の意味がないだろうと言われそうだけれど、1回講座に行ったくらいで劇的に何かが変わるのであれば、誰も苦労はしないだろうと思う。ただ、これから長い目で見て、いかにルーティーンを壊していくか、いかに手放していくか、ということが大きな課題となるであろうことは自明で、それこそが僕が目指すべき方向性の一つということになるのだと思う。

僕はどこか、この人生をRPGみたいに考えているというか、どこかに最終的な答えがあって、何かをどうにかすればその答えに辿り着けるのではないかと思っている*5。身の回りにあるもの、眼に映るもの、降りかかってくるもの、そういったものの一つ一つを捉えては、これが答えなのではないか、これこそが答えなのではないか、と思って色々やってきたけれど、まだ答えは見えそうにない。先に進んでいるのか、後ろに戻っているのか、同じところをぐるぐる回っているだけなのか、それさえもよく分からない。恐らく最後のやつだろう。「Fの壁」は越えても、その先にはさらに大きな壁が立ちはだかっている。僕はそれを越えていかなければならない。

ゼッタイわかる!ギターコード理論超入門 [DVD]

ゼッタイわかる!ギターコード理論超入門 [DVD]

*1:ナンパした女の子とデートすること

*2:Indication of interestの略。脈があるというサイン。

*3:ナンパした子と会って2回目でセックスすること

*4:ナンパした子と会って3回目でセックスすること

*5:ただし、セーブ&ロードはできないし、即刻ゲームオーバーになる可能性も孕んでいる