論文:米専門誌掲載、画像を訂正…小保方さんら研究チーム
毎日新聞 2014年03月19日 11時00分(最終更新 03月19日 13時42分)
理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダーら日米の研究チームが2011年に米専門誌に掲載した論文で、同チームは19日までに「画像の重複や誤った配置があった」として複数の画像を訂正した。論文の内容はSTAP細胞(刺激惹起<じゃっき>性多能性獲得細胞)とは無関係だが、この論文についても、異なる実験同士の間で結果を示す画像が酷似しているなどとインターネット上で指摘されていた。
論文は、小保方さんとチャールズ・バカンティ米ハーバード大教授ら7人の共著。体の組織から採取した幹細胞がさまざまな細胞に変化する可能性を示す内容で、小保方さんの博士号取得に向けた研究業績の一つとなった。
掲載された米専門誌「ティッシュ・エンジニアリング・パートA」は、バカンティ教授らが1995年に創刊した。【須田桃子】