渡辺茂樹さんが死去　キャンディーズのシングル「つばさ」作曲

１９６８（昭和４３）年当時のザ・ワイルドワンズで一番手前が渡辺茂樹さん。左から植田芳暁、島英二、加瀬邦彦、鳥塚しげき【拡大】

　グループサウンズ「ザ・ワイルドワンズ」の元メンバーで音楽プロデューサーの渡辺茂樹（わたなべ・しげき）さんが１５日に死去していたことが１８日、分かった。６３歳だった。

　通夜は２０日午後６時から、葬儀・告別式は２１日午前１１時から東京都品川区荏原１の１の２、霊源寺で。喪主は妹の大竹美歌（おおたけ・みか）さん。

　渡辺さんは、１９６６年にデビューしていたワイルドワンズに６８年に加入。「バラの恋人」などがヒットし、キーボード奏者で「チャッピー」の愛称でも親しまれた。

　７１年にワイルドワンズが解散すると、キャンディーズのバックバンドだった「ＭＭＰ」に参加。キャンディーズの最後のシングルである「つばさ」を作曲した。

　ＭＭＰはその後スペクトラムとなったが渡辺さんは参加せず。８１年に再結成したワイルドワンズにも参加せず、近年は音楽プロデューサーとして、新人の育成などに努めていた。２００６年にはワイルドワンズのライブに久しぶりに参加していた。

（紙面から）