独研究者からコピペ?小保方論文「あり得ない表記」で新疑惑
2014年2月28日 掲載
理化学研究所HPから
疑惑が指摘されているのは、英科学誌ネイチャーに掲載された論文のうち、核型分析の方法をめぐる記述だ。英文で約900字、10行ほどの論文が、ドイツの研究者J・Guoらが05年に国際的な科学誌に発表した「マウス胎児性幹細胞のマルチカラー核型分析」の論文の一部の「丸写しではないか」と指摘されているのだ。
「他の論文を使った場合、引用元を記さなければならないのは常識です。そうでなければ『パクリ』になってしまう。奇妙なのは、小保方論文には『Kc1』と意味不明な記述が出てくること。ドイツの研究者の論文に出てくる『Kcl』(塩化カリウム)という単語の小文字の『l』の文字が数字の『1』に誤認識されたかのようにもみえるのです。実際に執筆していれば誤表記に気づくはずで、そのため『コピーしたのではないか』と疑う声が出ています」(科学ジャーナリスト)