道内
十勝、釧路避難5万人超 地震被害想定 北海道が公表 津波なら、さらに拡大
(03/15 06:45)
道は、道東の十勝、釧路、根室管内で大規模な地震が発生した際に想定される被害状況をまとめ、14日の道防災会議の地震専門委員会で公表した。最も被害の大きいケースでは、自宅やライフラインの被災、余震への不安などから、十勝では全人口の15%の5万3574人、釧路では同20%の5万460人が避難所や親類宅に避難するとみている。道が地震の被害想定をまとめたのは初めて。今回は津波の被害を含んでおらず、地震だけでも深刻な被害が懸念されることがあらためて浮き彫りになった。
避難者以外の被害は、十勝管内では死者67人、重軽傷者1363人、建物被害は全半壊が計1万1145棟。断水は4万5456世帯に及ぶ。
釧路管内は死者19人、重軽傷者671人、全半壊計3078棟。断水は5万6284世帯。根室管内は死者4人、重軽傷者165人、避難者4711人、全半壊計1306棟。断水は3507世帯。
国は東日本大震災を教訓に、地震や津波の被害を軽減するために都道府県などに地域の減災目標を立てるよう要請。道は減災目標を設定する前提として、地震の被害想定を2012年度から調べていた。
調査は、被害が大きいとみられる道東をはじめ太平洋側から先行実施。内閣府などの手法を参考にして、実際の断層や海溝を基に地震の大きさを予測。人口データや建物の耐震性、過去の被害状況などから人的被害や、建物の被害を算出した。<北海道新聞3月15日朝刊掲載>
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