元上司の妻刺した容疑 放火も認める

3月19日 1時57分

今月５日、愛知県豊川市の住宅で元上司の妻を刃物のようなもので刺して殺害しようとしたとして、４２歳の男が殺人未遂の疑いで逮捕されました。
男は元上司を殺害して家に火をつけたことも認めているということで、警察が詳しいいきさつを調べています。

逮捕されたのは、住所不定・無職の久保知暁容疑者（４２）です。警察によりますと、久保容疑者は今月５日、豊川市三蔵子町の会社員、新井義介さん（６１）の住宅で妻の博子さん（５９）を刃物のようなもので刺して殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いが持たれています。
この直後に住宅が全焼する火事が起きていて、妻は外に逃げましたが、焼け跡から新井さんが首を刃物で切られた状態で遺体で見つかり、近くに包丁が落ちていたことから警察は殺人放火事件として捜査しています。
警察によりますと、以前、豊川市内の会社で新井さんの部下として働いていた久保容疑者が浮かび、行方を捜していましたが、１８日、高松市内のスーパー銭湯にいるところを見つけたということです。調べに対し、妻を刃物で刺したことを認めているほか、新井さんを殺害して住宅に火をつけたことも認め、「仕事のトラブルで恨みがあった」と供述しているということです。
警察は、詳しいいきさつや動機を調べることにしています。