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最終更新:2014年3月18日(火) 6時47分

中国・武大偉朝鮮半島問題特別代表が北朝鮮訪問

 北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議で、議長国を務める中国の武大偉・朝鮮半島問題特別代表が、北朝鮮を訪問しました。6か国協議の再開や、中朝関係の改善について話し合われるものとみられています。

 北朝鮮の国営=朝鮮中央通信などは、中国の武大偉・朝鮮半島問題特別代表が17日、平壌に到着したと伝えました。

 訪朝目的や日程などは明らかになっていませんが、北朝鮮の金桂冠(キム・ゲグァン)第1外務次官らと会談し、6か国協議の再開や中朝関係について話し合うものとみられています。北朝鮮は、この数か月の間、日本や韓国との関係改善の動きをみせるなど、対外的に融和姿勢を見せていて、6か国協議の議長国を務める中国としては、これを機に、北朝鮮に核の放棄を促し協議の再開を図りたい考えです。

 しかし、北朝鮮側に一方的に核を放棄する考えはなく、また、最近見せている日本や韓国との関係改善の動きも、北朝鮮が中国への過度な依存から脱却しようとしているとの見方もあります。武・特別代表は、協議の再開のほか、中朝関係についても話し合うものとみられていますが、こうした現状のなかで、今回の訪朝がどれだけの成果をあげることができるかは未知数です。(18日00:47)

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