【ソウル=内山清行】韓国の外務省報道官は18日の記者会見で、日本との首脳会談の実現には歴史問題で日本側が誠意ある措置をとる必要があると改めて指摘した。その上で「誠意ある措置とは従軍慰安婦問題を解決するための措置だ。(慰安婦問題で旧日本軍の関与を認め謝罪した)河野談話を見直さないことだけで問題が解決するわけではない」と強調した。
日本政府は24日からオランダのハーグで開く核安全保障サミットの場を使った日韓か日米韓の首脳会談を模索している。韓国側が従軍慰安婦問題で日本側に具体的な対応を求めたことで、双方の調整はギリギリまでもつれそうだ。
同報道官は「慰安婦問題は重大な人権侵害で、被害者が納得できる方向で早期に解決されなければならない」と語った。
韓国