“クールビズ広告” 無駄遣いと民主党追及

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“クールビズ広告” 無駄遣いと民主党追及

< 2007年6月12日 22:31 >
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 クールビズの推進など「地球温暖化防止キャンペーン」のため、環境省が今年度、大手広告代理店「博報堂」と27億円に上る契約を結んでいたことが明らかになった。民主党・末松義規議員は12日、国会で、「あまりに高額で、税金の無駄遣いではないか」などと追及した。

 この契約は05年度から3年連続で結ばれており、今年度の契約は27億円に上る。末松議員によると、3年間の総額は約90億円に上る可能性がある。さらに、去年度はプロジェクトの事務所が博報堂の社内に設置されたにもかかわらず、1年間で約2000万円の経費が計上されていたり、プロジェクトのリーダーには1日7万円以上の日当が支払われたりするなど、「支出が不透明だ」と指摘している。

 末松議員が12日、衆議院環境委員会で、「博報堂の中を貸すのに金を取っているのか?」とただすと、環境省・南川地球環境局長は「(博報堂が入居しているビルと)どういう契約をしているか知らない」と述べた。また、末松議員が「日当7万6300円はちょっと高いのでは?」とただしたのに対して、南川局長は「個人的には高いと思うが、能力を考えれば妥当」と述べ、思わず「高い」と認めた。

 環境省の担当者は「契約金額や代理店は、入札を行った上で適正に決めている」と説明しているが、末松議員は「明らかな税金の無駄遣いである。環境省とこの広告代理店の間に癒着の疑惑もある」と指摘している。

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