連続不審火 逮捕の配達員との関連捜査3月18日 17時27分
17日夜、東京・板橋区で駐車中の車などが相次いで焼けた一連の火災で、車に火を付けたとして男が逮捕される1時間ほど前にコンビニエンスストアで商品が焼け、店内の防犯カメラによく似た男が写っていたことが分かりました。警視庁は一連の火災への男の関わりをさらに調べています。
この火災は17日夜の10時ごろから1時間ほどの間に、板橋区大山金井町周辺の半径150メートルほどの範囲で、駐車場に止められた乗用車などが焼ける火災が8件相次いだもので、このうち車のバンパーにライターで火をつけたとして近くに住む新聞配達員の長岩拓人容疑者(32)が器物損壊の疑いで逮捕されました。
警視庁のその後の調べで、一連の火災のうち、長岩容疑者が逮捕される1時間ほど前に商品が焼けた近くのコンビニエンスストアの防犯カメラに、よく似た男が焼けた商品の棚の前にいるのが写っていたことが分かりました。
警視庁によりますと長岩容疑者は当時、酒に酔った状態で、調べに対し「むしゃくしゃしていた。ほかにも火をつけた気がする」と供述しているということです。
現場周辺では同じ時間帯に住宅が全焼し、88歳の女性が死亡する火災も起きており、警視庁は現場を詳しく調べるなどして関連を捜査しています。
「勤務態度まじめで事件に驚き」
長岩容疑者が勤務する新聞販売店によりますと、長岩容疑者は先月18日から販売店に住み込みで働き始め、17日は早朝に朝刊を配達したあと18日の昼まで勤務は入っていなかったということです。
新聞販売店の所長は「おとなしい性格で勤務態度はとてもまじめだったのでこのような事件を起こしたと聞いて大変驚いている。犯行に結びつくような心当たりはないが、慣れない職場で何か悩みなどがあったのかもしれない」と話しています。
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