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先人が切り開いたソニー・スピリットの復活を心から祈る――ソニーの病巣の深さを改めて考えた

現代ビジネスブレイブ リーダーシップマガジン 辻野晃一郎「人生多毛作で行こう」より

2014年02月26日(水)
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〔PHOTO〕gettyimages

Face it、逃げず、正面から向き合うということ

個人名が公になっている人は、ネットなどで突然思わぬ攻撃を受けることがあると思うが、私もツイッターなどで、「これはいくらなんでもひどい」と感じる一方的な攻撃を受けることがある。先日も、見ず知らずの人からツイッター上で個人攻撃を受けたことに端を発して、プチ炎上に巻き込まれたので、今回はその経験から感じたことをまとめておきたいと思う。それは、今や凋落企業の代名詞のようになってしまったわが古巣でもあるソニーに関わる話だ。折しも、『週刊現代』や、この『現代ビジネス』でも特集記事が出ているので(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38460)、それと合わせて読んでいただくと洞察も深まると思う。

実名を言わない匿名者は最初から逃げている

別に今に始まったことではないが、この手の一方的な攻撃は、たいがい的外れなことが多く、大抵の場合は黙殺するのだが、たまにこちらも虫の居所が悪い時など、あえて乱暴な言葉を使って反撃を試みることなどがある。相手の出方や周囲の反応を見るためだ。そうすると、今度はまた寄ってたかって「聖人君子」や「正義の味方」が続々と登場してきて、さらにさまざまな攻撃に晒されて、いわゆる炎上といったことになることも多い。それでこちらもバカバカしくなって離脱すると、今度は「逃げた」とかなんだとか、散々な罵詈雑言を浴びせ掛けられる。

「逃げた」と言われても、こちらは、もともと公人として実名で発言し行動しているわけだから、どこに逃げも隠れもしようがないし、そもそも、このようにネットでありったけの罵詈雑言を浴びせ掛けてくる人たちはそのほとんどが匿名で、この人たちこそ最初から逃げ隠れしているのだから、その言い分にはそれこそ笑ってしまう。

この連中は一度絡んでくるとどこまでも執拗なことが多く、一方的で自分勝手な思い込みに基づいた解釈でいかにも正論のようなもっともらしい理屈をこねくり回して相手を攻め続ける。そして言うだけ言って気が済むと、今度はご丁寧に一連のやり取りのまとめサイトをあたかも自分達の勝利宣言のごとく作り上げ、意気揚々としている。繰り返しになるが、このようなことをする人たちには匿名が多い。

ツイッターは匿名を保証したコミュニケーション手段ではない

今回も、このパターンで攻防が始まった。最初に絡んできた匿名者に一応名乗るように言ってみたが当然名乗るはずもない。匿名をいいことに周囲も巻き込んで言いたい放題が延々と続くので、彼やその仲間が自分たちでネット上に公開している情報から本人を特定したうえで実名で語りかけてみた。

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