>  >  > マスコミも扱いづらい『アンネの日記』事件

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アンネの日記(文藝春秋)

 東京都内の図書館などで『アンネの日記』が相次いで破られた事件。警視庁杉並署捜査本部は、ジュンク堂池袋本店に意味不明なビラを張る目的で不法侵入したとして、今月7日に男を建造物侵入容疑で逮捕していた。そして、14日、容疑が固まったとして、男を『アンネの日記』についての器物損壊容疑で再逮捕し、16日に両容疑で送検した。しかし、現時点で男の名前などは明らかにはなっていない。

 報道によれば、逮捕されたのは小平市在住の36歳の無職男。ところが、捜査本部が設けられるほどの重大事件でありながら氏名が公開されないことから、ネット上では「在日か」などと勘ぐるような書き込みも相次いでいる。

 しかし、名前が報じられない理由はごくごく単純である。警察が発表していないのだ。ある新聞記者は、次のように語る。

「警察から発表されているのは、小平市在住の無職の36歳の男というだけ。各社とも顔写真は押さえていますけれども、どこに住んでいる何者なのかは人定しかねています」

 すでに捜査本部では物的証拠を得ており、この人物が一連の事件の犯人である可能性は極めて高くなっている。ところが、その一方でマスコミ各社の報道や論客の発言は、次第にトーンダウンしているのである。事件が明らかになった当初、「日本の右傾化」「レイシズム」といったキーワードで無数の報道・発言がなされたのとは大違いだ。

「犯人が明確な思想を持っていたのならともかく、刑事責任の有無を精神鑑定しなくてはならなくなった。そんな人物を人定して詳しく報道するなんて、倫理的にできませんよ」(前出の新聞記者)

 そのため、14日の夕方のニュースでは、15秒ほどしか報じなかった放送局もあった。

 ただ、精神鑑定が必要な人物ということで氏名を明らかにしないのは、あくまで警察側の判断にすぎない。近年、さまざまな事件で警察当局が人権を理由にして被疑者の氏名を明らかにしない事例は増加している。さまざまな意見はあるだろうが、逮捕されているのが何者かわからなければ、事件を省みることも難しい。捜査本部まで設置された重大事件であれば、なおさらである。今まさに、事件は新たな問題を提起しているのではなかろうか?
(取材・文/昼間 たかし)

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