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GS恋姫無双_外伝その1 曹魏伝13

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何気に不和の種がまかれていましたw

よこっち、恐ろしい子w





サイド : Other(諸葛亮)

 出陣までの三週間、それは夢の日々でした。

 鈴々ちゃんは、今までの武が、と困っているようでしたけど、それでも成長している体はうれしいらしく、一人になるともの凄く嬉しそうにしています。

 そう、成長です!!

 一日二日で追いつけるような差ではなかったけど、ちゃんと雛里ちゃんを追いかけられている実感を感じます。
 胸は、今までの時間を取り戻すように成長を始めましたし、身長もまるで竹の子のごとくに伸び始めました。
 成長で関節が痛いという男の子の話を聞くと、もの凄くうらやましかったけど、いま、それを、私と鈴々ちゃんは感じています。
 でも、これって、嬉しい痛みですよね。

「んー、朱里は巨乳になるのか?」
「解りません。でも、お姉ちゃんは普通なので、そっちになると思います」

 そう、姉である諸葛瑾は普通の胸。
 でも、今までの私にとっては羨望の物でした。
 ・・・今は通り過ぎる通過点に過ぎませんが。

 しかし、だがしかし!!
 この成長の効率を見ますと、巨乳というには足りませんが普通以上は確実!!
 加えるに忠「代」お姉さまから宝乳への道も教えていただきましたし、自分への投資は惜しみません。

「えーっと、前までの鈴々ちゃんとか朱里ちゃんも可愛かったんだけどなぁ?」

 不用意な我らの主の言葉に、私と鈴々ちゃんが強い視線を向けました。

「あー、朱里、鈴々。姉上に向かって、そう言う視線は関心せんぞ?」

 愛紗さん、その勝ち組視線をやめなさい。

 成長は人々に与えられた平等な至宝であり、それを奪う賊達を許さない、みんなの幸せのための戦いが今始まる、そうじゃないのですか?
 甘美にして苦い味わいの人生の中で、成長するという希望があるからこそ人は明日を夢見るのです。
 それを個人的な感傷だけでつみ取るのですか? それは賊と何か変わりあるのですか!?

「そうなのだ!! お姉ちゃんも愛紗も、わかってないのだ!! おっぱいを労せず手に入れたからいい気になってるのだ!!」
「そうです!! そのおっぱいヨコセです!!」
「そうなのだ、よこせなのだ!!」

「「・・・」」

 なぜか二人の醒めたような視線ですが、私たちは歩みを止めません!
 お二人のような巨乳はむりでも、忠「代」さんのような美乳を!
 あの白嶺たる頂を手に入れて見せます!!

 

 

サイド : 横島忠夫

 流琉と沙和の追及が厳しい。

 というか、日毎姿を変える諸葛亮を見つつ、流琉の視線が病み始めている気がする。
 何故毎日姿を変えているのがわかるかというと、張飛ちゃんとともに、どこがどれだけ成長したかを見せに来るからだ。
 お世話になったからには、事細かに状況報告に来ないと、と言う話。
 その成長速度に流琉が切れ始めてる。
 いや、一応、流琉も成長してる。
 しかし、促成栽培の女子力丹に叶うものではないらしく、ちょっとやばい空気を醸し出している。
 一致協力して沙和とともに流琉を快楽の海に放り込むのだが、その協力料として沙和の攻めが厳しい。

 なんつうか、これが戦略なら「恐るべき劉備玄徳」となるんだけど、あのおっぱいはそんなことを考えてはいないだろう。
 というか、そう信じたい。

 そんな恐ろしい日々も、明日で一時中止。
 今度の出兵で劉備玄徳軍と曹軍は別行動になるので、しばしお別れだ。
 逆に、ジョグレス進化した雛里ちゃんが同行する関係で、そっちの嫉妬パワーをため込まなければいいなぁ、と思わなくもないが、それはそれだろう。

「あ、忠夫さん。出兵前の景気付けと言うことで、成り行き任せの大乱交を一日入れますので、体調を整えてくださいね?」

 ・・・雛里ちゃん、恐ろしい娘。

 

 

 

 

サイド : 曹孟徳

 洛陽の夢の日々は、陳留でも同じ地平の上にあった。
 春蘭がいて秋蘭が居て、桂花がいて・・・・。
 私の可愛い娘たちと共に覇道を極めんと突き進む日々のなか、洛陽からの指示により賊狩りを行うことになった。
 正確には、横島曰くのモブ将が治安を乱しているので鎮圧に協力せよ、と言うもの。
 すでに横島の元にいる曹軍は編成を行っており、麗羽の袁軍も調整中だとか。
 そして、その混乱に巻き込まれ領地は失ったが民を守りきった劉玄徳の軍も参加して、この度の失地回復をする。

 あの、劉玄徳配下の関羽も。

 正直、あの焼け焦げるような関羽熱は収まってしまった。
 やはり同系統の「忠代」をモノに出来たことが大きいだろう。
 あのつややかな黒髪と自己主張の激しい胸。
 そして・・・

 危ないわ、この回想にはいると一刻は戻ってこれないのよね。
 仕事に穴があかないように心しないといけないわ。

 それはさておき、陳留常軍からも出兵が必要になっており、主将を蓮命、軍師を稟にすえて編成を開始した。
 これは基本的に洛陽への貸し。
 洛陽派遣中の曹軍に加えて陳留軍も出そうというのだ。
 もちろん、守備兵は残しているが、大戦力が加わっているといえる。
 というか、横島にあいたい、と目が語っている人員がなんと多いことか。
 中でも季衣などは「流琉に裏切られた・・・」とか言っている。
 話を聞いてみると、毎日の淫欲生活で肉体が急成長中だとか。

 ・・・ちょっと味見してみたいわね。

 一応、季衣も成長はしているものの、流琉の成長には届いていないとか。
 そう言う争いが、洛陽でもあったわね。
 雛里と諸葛亮。
 旧水鏡女学院では同じような幼女であった二人が、今では方や私の倫理にふれないほどの少女ぶりを示しており、片方は幼女のまま。

 それは揉めるだろう。
 少なくとも、諸葛亮は雛里に掴みかかったそうだ。

 うちでも幼なじみの二人が大きな差を付けて出会うことを避けたいと願っている。
 ・・・いや、正直に言おう。
 あの二人の喧嘩を、陳留でしてほしくないと思っているだけ。
 少なくとも修繕費は非常にやすく済むだろうし、怒りの向けどころが賊になると考えれば、功績になるやも知れない。
 そんなわけで、稟の護衛に季衣をつけた。
 糧食も多めに付けているので、問題もないだろう。

「横島、なんとかなさいね」

 竹簡を通して私の視界は、合流した曹軍で大騒ぎしている横島と周囲の女達を見ている気分になっていた。

 

 

サイド : 横島忠夫

 


「にーちゃん! ぼくもムチムチプリプリにしてーーーー!!!」
「いやー!! こんなところでおそっちゃいやーーーー!!」

 


 陳留組の合流した途端、季衣に襲われた。

 そんな姿を見て、ここの所、成長激しい流琉は「あらあら、うふふ」と余裕の笑顔だったりする。

 まぁ、あれよ、あれ。

 進化まえの雛里ちゃんと、進化後の雛里ちゃんの中間状態が今の流琉。
 で、使用前って感じが季衣。
 焦るのも理解しないでもない。

 とりあえず、稟・蓮命を主軸にした雛里ちゃんプロデュース閨番が組まれたわけだが、所々で「成り行き任せの大乱交」が挿入され俺の理性と命をガリガリ削ることになっている。
 くそー、助走はしねーって言ってるじゃないか!!

 といっても仕方なしと言うことで、相手にしていると、胸から季衣が離れやしない。
 あこがれを自分自身の体に染み込ませるんだとか。
 実はこれ、流琉も実践していて、効果ありと二人の間では確信しているとか。
 そう言う意味では蓮命の胸にもしがみついているので、その効果の深さを盲進している感じもする。

 なんというか、春蘭秋蘭から始まったこの関係、際限なく広がっている気もする。
 いや、イヤじゃないし、嫌っているわけでもない。
 ただ、はじめに感じていた忌避感が全く感じられなくなったというのが正直なところだ。

 なにが原因だったのか、それとも童貞少年の青臭い感覚だったのか、その辺は既にもう解らない。
 でも、何かを感じていたという事実はあるし、今でも時々「霊感」を感じるときがある。
 でも、それも希だ。

 仕事が忙しいときや、夜間行軍しているときなどは時々感じるが、腕の中に女の子がいるときは感じたことはない。
 そう、不思議と目の前の女の子で胸がいっぱいになる。
 こんな気持ちを感じると、ルシオラに対する裏切りじゃないか、と思わなくもない。
 でも、ルシオラも言っていた。
 今生では再び出会うことは無理だ、と。
 最短で言えば娘として出会うことになるかも知れないが。

「・・・そうか、娘か」

 避妊具のないこの時代だ。
 誰かが妊娠していてくれるかも知れない。
 そう考えると、心が冷えるのと同時に希望というか何というか、巡る思いを感じる。

「どうしましたか、兄様」

 腕の中の流琉をなでながら、耳元でささやく。

「俺の子供を産んでくれるか?」

 真っ赤になった流琉は、俺の胸に顔を埋めて「・・・はい」と短く答えた。

 それは、どこまでも嬉しいことで、冷えた心が温まるのを感じる。

「よっしゃ! もう、今日中に妊娠するぐらいカマすぞ!!」
「きゃーーーー♪」

 胸の中にいた流琉にキッスの雨を降らせて、わき上がる感動と喜びの感情を全部浴びせることにした俺であった。

「にーちゃん、ぼくも!」
「沙和を忘れちゃ駄目なの!!」

 飛び込んできたのは全裸ぁな季衣と沙和。
 任せろ任せろ、俺の無限の欲望は、その程度では消えん!!

「えーい、みんな全部任せろ!!」

 胸を張る俺に追加人員発生。

「では、私も」
「うん、私も参加ーー!」

 稟に蓮命。
 なにげに性剛の二人の参加に腰が引けかかったが、ここは前進あるのみだ。

「よっしゃ! 太陽が黄色くなるまで頑張るぞ!!」
「「「「「きゃ~~~~♪」」」」」

 ああ、なんでいつも「大乱交」になっちゃうかな?

 でも、ある意味、これって一部の俺の夢が叶ってるよなぁ・・・。

 きれいな嫁さんをもらって、退廃的に暮らす。
 この世の中じゃないと出来ない、刹那的な生き方だよなぁ。

 まぁ、仕事は忙しいけど。

 

 

サイド : Other


 袁軍、曹軍、劉軍による諸侯鎮圧は恐ろしいまでに効率的な展開を見せていた。
 別々の軍が、あたかも一つの生物のように蠢く様は、それを俯瞰できるモノが見れば恐ろしいまでの同期性であり機動性であった。
 まるで粘菌が迷路の最短距離を繋ぐように、全体が一つの意志で随時統制されているかのようであった。
 そんな動きにさらされては、いかに戦略を駆使しようとも「軍」として動くモノ達にとっては障害にすらならず、軽々と打ち破られてゆく。
 もちろんのこと、その動きの原因は存在する。
 ただし、再現不能というか、相手が無能であるからこそ出来る話であるため、今後の参考になるモノではなかった。


 厳密に言えば秘匿すらされていないこの作戦。


 実際の作戦行動中では少数の伝令しか通っておらず、恐ろしいまでの同期性を支えるには不足しているとしか言いようがない。
 では、なぜこのように動けたのか?

 その種は非常に簡単で、そしてまねの出来ないものであった。
 なにしろ、曹軍の武将の一人の能力がすべてであったから。

 横島忠夫。
 蓬莱の仙術を身につけた男。

 この男が持つ宝具によって、各軍の意思の伝達を相互に行い、そして状況を共有していた。
 これにより伝令を出すことなく遠隔地の情報がシームレスに手に入り、自分の軍の最適な指示が出来るという仕掛けになっていた。
 軍師も自分の声の大きさを競うようなまねをしなくても済み喜んでいることだろう。
 伝令達も軍列を抜けて危険な旅をすることもなく喜んでいた。
 そして、目前の状況に集中していても誰一人死ぬことなく、危機的な状況に置いてもドコからともなく応援がやってくると言う事に兵達は安心してた高いに集中できていた。

 この相乗効果による「全力」の底上げは非常に効果的で、一般兵ですら将を思わせる活躍を見せていた。
 それは一騎当千とまではいかぬものの、一騎当十の働きであり、敵方にとっては悪夢必然の光景と言えた。

 その活躍で突出していたのは兵数が多い袁軍でも精強たる曹軍でもなく、じつは劉軍であった。

 不当に追われた事への怒り、自らが信頼する主を苦境に立たせたモノ達への怒り、そして状況さえ揃えばこれほどまでに容易な勝利が得られるほど自分たちの力を発揮できるのに、ただ逃げることだけしかできなかった当時の自分たちへの怒り。

 様々な感情の渦の中で、彼らの力は高まり、そして結果を残していった。
 もちろん、兵達だけではなく、劉軍の将達も存分な力を発揮して見せていた。

 その心と立ち姿、まさに女神がごとく、関羽。
 悲しみも怒りもすべてを背負い槍を振るう、張飛。
 皮肉げな笑みの中でも希望の光を逃さない、趙雲。
 本来得られぬはずの情報を、誰よりも早く使いこなすことに成功した知将、諸葛亮。
 将足ることよりも主たるよりも、配下の母であることを姉であることを選ぶ大徳、劉備。

 その数は少数。
 その力も弱小。
 しかし、一家となった侠客ともいえる彼らは、大きく力を発揮し、そして結果を引きずり出して見せた。

 平原の奪取。
 そして住民の還住を成し遂げたのだ。

 田畑は荒らされ、住処も倉庫も荒らされていた。
 しかし、そこに山があり川があり大地がある。
 幼い頃から慣れ親しんだ光景がある。
 そう、戻ることができた。
 命あり、想いあり、記憶が変化してしまう前にかえってこれたのだ。
 この想いを忘れるはずもなく、住民達は心から劉備玄徳への感謝で溢れていた。
 もちろん、劉備玄徳自身もそれに対して心から喜びを見せていたが、知将諸葛亮は、いささか物足りなさを感じていた。

 現状維持は、自分自身も含め困るからだ。

 

 躍進と前進を行いたいながら、今までの濁流政治ではない洛陽での戦果主張は難しく、元々の役職への復帰が落とし所として上限であったから。
 もちろん、いちど追われた役職に実力を持って再任されたとなれば、これは斜め上の評価といえるのだが、野心家である彼女にはそれが物足りない。

 いやいや、己の野心の麺で見れば物足りないが、現実的には高い評価と風評を得ている。
 それを考えれば、正しい形と言えるだろう。
 ただ、親友の躍進を見ると、忸怩たる想いがするだけであった。

 彼女の親友、鳳士元。

 強大なる力を持つ曹操孟徳に仕えし万能将、横島忠夫を主とした知将。
 諸葛亮が卒業した後の水郷女学院の筆頭として活躍し、現在の文人都市・職人都市、陳留の隆盛を支えるとも言われている。

 様々な要素があったことは間違いない。
 しかし、大きく水をあけられたと感じないわけにはいかなかった。
 嫉妬、である事は解っている。
 過去、共に語った理想からはずれていると罵りたい気持ちの大半は嫉妬であった。
 が、それ以上に強大な資金力と政治力に支えられた環境に羨望を覚えるのは仕方ないだろう。
 加え、あの胸。
 主である曹操殿の、慎ましやかな胸。
 あれを見るだけで、主としての器が知れる。

 少なくとも、諸葛亮は冷静に考えられる範囲で現状に満足している。
 しかし、どこかズレてしまった狂気の中で、上昇志向が刺激されている。

 本心と本能のズレ。
 これがなにを意味するか、誰も解ってはいない。

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