中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

ダルビッシュ、余裕の4イニング2/3 2失点 カットやプレート位置をテスト

2014年3月18日 紙面から

◇オープン戦 レンジャーズ14−8ホワイトソックス

 【サプライズ(米アリゾナ州)大城和美】レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)は16日、当地でのホワイトソックス戦に先発し、4イニング2/3を4安打2失点、3奪三振3四球とまずまずの内容。「(調子は)良くはなかったけど、粘れたし、チームが勝っている状態でマウンドを降りられたので良かった」と自ら及第点を与えた。

 オープン戦4度目のこの日も「ツーシームとカットボールを投げたい」と明確なテーマを持って臨んだ。両打ちを含め打線に6人並んだ左打者にはカットボール中心の攻め。「カットが多すぎて(投球フォームが崩れ)スライダーもストライクが入らなかった」とやや制球に苦しみ、4回は2死から失点したが、“傷口”は最小限にとどめる。プレートを踏む位置を真ん中から一塁側にずらすことで打者の反応がどう変わるかを確認するなど、“傾向と対策”を手に入れた実り多きマウンドでもあった。

 昨季終盤に腰痛から下半身の神経障害を患った。その経験から今季は腰に負担が掛かりにくいフォームにマイナーチェンジ中だが、試行錯誤の中で1〜3回は無安打。降板後はブルペンに直行して腕の振り、軌道などをチェックするなど、「再現性(常に一定のフォームで投げること)が一番大事」と“復習”にも余念がなかった。

 ワシントン監督も「制球が乱れて球数は増えたが、大事な場面では抑えていた」とえびす顔。女房役を務めたアレンシビア捕手も「その気になれば試合を支配することだってできる。彼が考える正しい方向へ進んでいる」とさらなる進化に太鼓判を押した。

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ