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◆大相撲春場所9日目 ○鶴竜(寄り切り)高安●(17日・大阪市ボディメーカーコロシアム) 初の綱取りに挑む大関・鶴竜が、勝ち越しを決めた。西前頭3枚目・高安を寄り切って9日目で給金を直し、両横綱を1差でピタリ追走。悲願の横綱昇進へ向け、さらに白星を重ねていく。注目の東前頭筆頭・遠藤は、関脇・豪栄道に完敗して連勝は「4」でストップした。白鵬、日馬富士の両横綱はともに危なげない相撲で無傷の9連勝。1敗で鶴竜、2敗で大関・稀勢の里ら5人が追う。
業師の本領を発揮だ。鶴竜は高安に左四つ、右上手。土俵上で胸が合って数呼吸置くと、上手出し投げ気味に相手の体勢を崩した。すかさず右足ですそ払いを狙うと、最後は右上手をひねり気味に引いて寄り切った。休むことなく次々と技を繰り出して完勝。「まわしを取ってから落ち着いて、と思っていた」と冷静に自身の取り口を解説した。
3日目の隠岐の海戦で不覚をとったが、9日目で勝ち越しを決めた。だが、横綱昇進の条件は優勝がまず絶対条件。さらに、13勝以上のハイレベルでのVが必要だ。それだけに「勝ち越しはうれしいけど、それ(綱取りは)は考えていない。目の前の一番に集中。その気持ちでやるだけ」と表情を崩すことはなかった。
今場所は遠藤が大きな注目を集める中、鶴竜は自分と向き合って集中力を高めている。かつては、軽量ながら多彩な技で一時代を築いた「土俵の鬼」初代・若乃花の映像をたくさん見ていたが、今は見ていないという。自身の勝った相撲も見ずに負けた映像を見て徹底的に反省。周囲の雑音には目もくれずに、自身の相撲を磨いている。師匠の井筒親方(元関脇・逆鉾)も「(完勝した5日目の)玉鷲戦の後は『今場所で一番いい立ち合いだった』と声をかけたが、場所中は話していない」と、弟子がより集中しやすい環境づくりに努めている。
北の湖理事長は「まずまず。(勝ち越して)いい感じでいけるのではないか」としたが、一方で「横綱が2人残っているから、まだまだ(優勝は)遠い」と指摘。それは鶴竜自身も分かっている。「明日(から)でしょう。いい流れを続けていきたい。自分の相撲に集中するだけです」と繰り返した。愚直に白星だけを求めていく。
(2014年3月18日06時03分 スポーツ報知)
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