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【プロ野球】

杉内20日ヤ戦で悪夢払拭

2014年3月18日 紙面から

ブルペンで投球練習する巨人・杉内=川崎市のジャイアンツ球場で(川越亮太撮影)

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 巨人の杉内俊哉投手(33)が17日、川崎市のジャイアンツ球場で77球の投球練習を実施した。前回登板だった12日のロッテ戦(QVCマリン)は5イニングで6安打4失点と炎上。先発ローテ入りは確実な状況だが、不安解消のため必死の形相だ。

 「ブルペンの内容を試合で出せるようにするだけ」。短い言葉に杉内の決意がこもった。この日はスライダーやチェンジアップを交え、柳ブルペン捕手からは「ナイスボール」の声がかかった。「感じはよかった」と本人は分析。その一方で、苦い記憶も残っていた。

 実は、前回登板はブルペンで好調。オープン戦初登板だった5日の日本ハム戦(札幌ドーム)での4イニング4安打1失点という内容を上回れると思って、マウンドに登った。しかし、結果は裏腹。2本塁打献上などかえって不安を増してしまった。

 「反省点、修正点が出たことを理解するなら、(悪い結果は)良かったことになる」。原監督は叱咤(しった)する。思いは左腕も同じ。大きく期待を裏切った昨季の後半戦やポストシーズンの二の舞いを演じる気は持っていない。好投での名誉挽回を期している。

 次回登板は20日に組まれたヤクルトとの練習試合(神宮)が有力。開幕前最後の登板だ。「頑張ります」と言い残した杉内。求めるのはとにかく結果。信頼を取り戻すため、「今度こそ」の思いで、左腕を振り続けていく。 (川越亮太)

 

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