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はしか患者増加 ワクチン接種を
3月18日 15時15分

はしかの患者がことしに入って増え、この時期としては過去6年間で最も多くなっていることが国立感染症研究所の調査で分かりました。

国立感染症研究所によりますと、ことし全国の医療機関から報告されたはしかの患者は172人で、去年の同じ時期のおよそ3倍に上り、過去6年間で最も多くなっています。
ことしのはじめは、はしかの流行が起きているフィリピンから帰国した若者が発症するケースが目立っていましたが、その後、感染は、子どもを中心に広がり、都内の大学病院では集団感染が起きて小児科の病棟が一時閉鎖される事態も今月、起きています。
はしかは発熱やせきなどインフルエンザによく似た症状で始まり、全身に発疹が出るウイルス性の感染症で脳炎などを起こして重症化することもありますが、患者の8割は、ワクチンを接種していないか接種歴が不明だったということです。
はしかの流行は、毎年5月から6月にかけてピークを迎えるということで、国立感染症研究所感染症疫学センターの多屋馨子室長は「1歳児とこの4月に小学校に入る子どもたちは、ワクチンを無料で接種できるので早めに接種してほしい」と話しています。

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