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東海第二原発 防潮堤の高さ国内3番目に
3月18日 6時28分

東海第二原発 防潮堤の高さ国内3番目に
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茨城県の東海第二原子力発電所について、事業者の日本原子力発電は、建設する予定の防潮堤の高さを、国内の原発で3番目に高い海抜18メートル以上とすることなどを盛り込んだ新たな安全対策をまとめたことが分かりました。

東海第二原発の新たな安全対策では、発生の可能性がある最大規模の津波が押し寄せた場合の影響を検討していて、その高さは原発周辺の防潮堤付近で最高17.2メートルに達すると想定しています。
そして今後、建設する予定の防潮堤の高さについて、これまでの計画より1メートル以上引き上げ、海抜18メートル以上にするとしています。
これは、宮城県の女川原発と静岡県の浜岡原発に次いで国内で3番目に高くなります。
一方、運転開始から35年の東海第二原発では、施設内の電気ケーブルに、燃えやすい古いタイプのものが使われ、国の規制基準で対策が求められていますが、日本原子力発電は延焼を防止する物質が塗られているなどとして、基本的には交換しない方針です。
日本原子力発電は新たな安全対策について、茨城県のほか立地と周辺の市町村への説明を行っていて、理解が得られ次第、運転再開の前提となる安全審査を国に申請したい考えです。

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