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中国当局 ニコンに販売停止など命じる3月17日 21時03分
中国で日本の大手カメラメーカー、ニコンの製品に対する不満がテレビ番組に取り上げられたことをきっかけに、中国当局がこの製品について、販売停止と対応の改善を求める命令を出し、中国での消費者対応の難しさを示すものとの指摘が出ています。
中国・上海市の企業を監督する部門は、ニコンがおととしの秋から販売していたデジタル一眼レフカメラ、「D600」について、不具合が原因で修理を求めるケースが月に300台ほどに上っているなどとして、ニコンに対し、この製品の販売の停止と対応の改善を求める命令を出しました。
この製品を巡っては15日、中国国営の中央テレビが写真に黒い斑点が写りこむ不具合を訴えたものの、ニコンの対応が十分でなかったという不満の声を特集で紹介しており、中国当局も今回の措置がテレビ番組を受けたものだとしています。
今回の事態について、ニコンは「重く受け止めている。今後もこれまで同様、責任あるサービスを提供していく」とコメントしています。
ニコンによりますと、この製品は世界各国で販売されましたが、今は生産されておらず、各国と同様、中国でも去年2月に不具合を公表したうえで、無料で点検や部品交換に応じてきたということで、今回の措置は中国国内での消費者対応の難しさを示すものだとの指摘が出ています。
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