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第九話
「だから、令子ちゃん。君のところの横島君をうちに出向させてほしいんだ!!」
「・・・・へ?」
乙女状態の美神さんが、急にいつもの美神さんに戻ってしまいました。
「・・・えーっと、一応聞きますけど、おにいちゃ・・・いいえ西条さん。それは出向に対する依頼ですか?」
「一時的には依頼したいけど、できれば彼には正式な隊員として活躍してほしいと思ってる。」
・・・西条さん、あなたはもう少し乙女心というものを考えてほしいのですが、贅沢でしょうか?
灼熱の怒りを抱えつつも「絶対にお断り」と拒絶した美神さんは、横島さんの首根っこを掴んで事務所に戻ってしまいました。
お騒がせしましたーと小さく手を振りつつ、私も事務所に戻りましたが、西条さんの顔は「なんで怒ってるんだろう?」という疑問に溢れているのでした。
・・・顔はいいんですが、顔だけはいいんですが、かなり残念な人みたいですねぇ。
それからしばらく、仕事先に現れた西条さんは、かなり美神さんに邪険にされて哀れを誘いました。
横島さんから聞いた話では、美神さんのあこがれのお兄ちゃんだったはずなんですけどねぇ?
おもわず可哀想すぎて、横島さんと一緒にお茶につきあったぐらいです。
「なにが悪かったのかなぁ・・・」
と本気で言っている時点で救いようがないんじゃないでしょうか?
横島さんは「ちょっと時間をおくべきです。絶えず怒りの燃料をくべている状態ですよ」と、きわめて理性的な忠告をいれたりしてます。
さすが横島さん。
「・・・そうだね、うん、ちょっと時間をおいてみるよ。・・・でも横島君に来てほしい気持ちは変わってないからね?」
まるで女性を口説くがごとくです。
それを聞いた横島さんは苦笑いです。
「美神さんは自分の丁稚が奪われるのをいやがってるんですよ? だったらアプローチも違うんじゃないですか?」
「うーん、でもいまさら令子ちゃんに来てくれとはいえないんだよねぇ。」
「だったら、いい人材がいますよ? 研修目的で引っ張れる、かなり有能どころです」
「・・・誰だね?」
「ピエトロ・ド・ブラドー。今年度のGS試験次席合格者です」
というわけで・・・・。
「オカルトGメン日本支部局員に推薦しといたぞ」
「よこしまさはーーーーーんんん!!!!」
歓喜の涙で飛びつくピートを撃墜しつつ、自分の席に着く俺。
足蹴にされているのにしがみつこうとしてくる様はちょっと不気味。
「おちつけ、おちつけ、推薦しただけだから、決定じゃないから」
「それでも、それでも、横島さんが僕の夢を覚えてくれていただけで、それだけで・・・・」
「ゆかでヘコヘコすんなって、俺がいわなくたっておまえは絶対オカルトGメンに行けたって。早いか遅いかの差だけだよ」
「うれしいんです、それでもうれしいんですぅ〜〜〜」
あーもう、いいよ、勝手に喜んでろよ。
俺が足を話すと、正面からハグしてくるピート。
くそー、この写メがいろんなところに回ってるんだろうなぁ・・・。
「あ、そうだ、タイガー。小笠原エミ除霊事務所に「許可」でたぞ」
「ほんとうですか、横島さん!!」
「おお、超一流どころが継続的に使い方を研究してくれるんだからこれ以上のテスターは居ないってさ。」
「おおおおお!!! 横島さんは、横島さんは、本当にしんゆうじゃーーーーーー!!!!」
今度は身長2mほどのハグ。
ぎゃーーーーー! はなせぇーーーー!!!!
「青春ねぇ。」
「せいしゅんじゃねーーーー!!!!!」
若手GSの研修という名目で、合格三年以内の若手および五年以内C級以下のGSが協会召集で集められた。
参加は任意だが、C級以下のGSは挙って参加している。
いわばコレがオカルトGメンの発足時局員集めだと業界中の噂だからだ。
で、一応、俺達除霊委員組も参加させられた。
つうか、ピートが一人では心許ないのでついてきてほしい、というわけだ。
コレに大いに喜んだのは西条さんで、君たちがチームになってくれればうれしいなぁ、とか騒いでいた。
まぁ、相手にしなければ行けない人はもっと居るので、早々に公人へ戻ったわけだけど。
集まった人間同士、いろいろと名刺なんかを交換したわけだけど、急遽俺達も必要だからということで名刺を作った。
もちろん、その内容は師匠の趣味がでてる。
たとえばピート。アルファベット表記とカタカナ表記の名前と所属事務所が記載されているだけの簡素なもので、連絡先は協会になっている。まぁ、教会の電話が時々止まるからなんだろうなぁ。
で、タイガー。こっちはタイガーの名前よりも所属事務所と連絡先のほうがデカい。つうか、これて事務所の宣伝カードだよな。
それで、俺はというと、所属事務所、連絡先その他がすべて裏面に書いてあって、正面には俺の名前とランクが書かれてあった。「Bクラス」と。
GS試験後のこの時期ですでに「B」というのは異例で、よほどの実績か推薦がなければ不可能だ。
その推薦は協会に問い合わせると何の障害もなくわかる仕掛けになっている。
そう、おばさんがでてくると、それなりにこの名刺の意味がでてくるらしい。
だから、怪しげな奴らに配らないように美神さんからいわれていた。
というわけで、いろんな人と名刺を交換すると、確かにいろんな人が居ることがわかった。
40でGSを志しつつも師匠と決別、免許をそのままにサラリーマント続けていた人とか、霊能をレスキューに役立てたくて修行している人とか、GS試験合格後、修行先が見つからず困っている人とか。
何とか流除霊術師範とか何とか教司教なんてひとは、早々に別れたしピートやタイガーにも接触させなかった。
「なんでです?」ってなんの疑問もない表情で聞きやがったので、おもわず耳を引っ張る。
「あのな、師範だの司教だのって偉い人が、五年間も「C」以下なわけねぇだろ? かたりだよかたり。相手にすんな」
なるほど、と感心する二人。
いかん、脳味噌がガキだこいつら。
ちくしょう、思いのほか気を使うぞ、こいつらの面倒。
スリーマンセルのチーム分けだと言っていたので、俺達三人で固まった。
が、西条さんからの提案で、他の人間と組んでみないか、と言う話だった。
そういうこともあるかな、と思って他の人と組んでみることにした。
ピートはいつの間にか女性陣に固められていて、タイガーは陸上自衛隊ってかんじの猛者に囲まれていた。
タイガー哀れ。
で、俺はというと、ちょっとやつれた感じの鉄仮面男性とプロテクターに身を固めたちょっと年かさのある女性・・・。
「・・・って、ダウトダウトダウト!!」
「あら、どうしたの? おばさんじゃいや?」
「なにやってるんですか、美神夫妻!!」
「あら、一発で見破るなんて、さすが西条君のおすすめね」
「死んでるはずですよね、葬式したんですよね? 美神さんに言いつけますよ!?」
「うふふふふ、それも面白いかもしれないわ。歴史の振れ幅をみる良い機会かも」
「だぁ・・・・・」
しゃがみ込んだ俺の肩をたたく美神夫人。
「男の子が細かいこと気にしちゃだめよ?」
「あんたら一族の決め台詞だなぁ、おい!!!」
脱力状態の俺は、いま、なぜ美神夫婦がここにいるかの話を聞いた。
で、耳が痛い話なんだけど、過去、美神夫人が時をさかのぼった際に得た情報と今の状態が余りに食い違うために調査にきたのだという。
主な差異は「横島忠夫」。
俺の霊能も、美神さんとの関係も、すべて違うというか違いすぎる、というのが美神夫人の言。
なにがあったのか、と直接聞きに来たという。
ともあれ、正直に未来のことがわかりますとか言うつもりはないので、ここはいつも通りに行きます。
「霊感がささやくんです」と。
もちろんコレでごまかすことはできなかった。
なぜ俺が人目で美神夫妻がわかったかの説明にならないからだ。
これについちゃぁ、一応言い訳がある。
まず、美神さんの家族構成はウチの両親が調べていて、探偵並の身上書が作られている。
その内容を俺にも見せた上で、こういう上司だけど、ここに勤め続けるのか、と聞かれたからだ。
その際、昔の美神夫人の写真や旦那さんの写真を見せられているので、すぐにわかったというわけだ。
加えて、最近は霊視を反射的にする癖もついているので、霊波からも美神さんの親族だとわかった。
そんな言い訳をしたら、さすがに納得された。
「そう、なのね。あの「横島」だったのね。」
変な納得の仕方だな、と思いつつ、視線を美神夫人に視線を戻すとにっこりほほえまれた。
故あって、今も故人であることを続けるという美神夫人は生きていることを娘に内緒にしていてほしいという。
本気ですか? と眉をしかめたところ、彼女は深々と頭を下げて俺に願った。
もう、そこまでされては頷くしかない。
「あ、そうだ、これどうぞ」
特殊結界特化型ファンネルAを渡す。
疑問顔の夫人の耳元にささやく。
「コレを起動すれば、旦那さんのテレパスが防げます。久しぶりの日本でデートでも楽しんでください」
「・・・!!!!」
ほんとうはタイガー暴走防止用だったけど、かなり良いことができたと思う。
『(主、フラグだ)』
「(え? なんの?)」
『(ひのめ誕生フラグだ)』
「(・・・・!!!!!)」
そうか、この時間では、この東京デートでハッスルして・・・・。
うっわー、まじかよ。
思わず頭を抱える俺だった。
研修初日につまずいた俺だったけど、後追いで二日目から参加したチームと合流した。
学校教師をしているという「Dクラス」の湯上桜さんと、ブティック店員をしているという「Dクラス」の笹倉明野さんだった。
二人とも六道女子の出身で、それなりの事務所で修行したが向いていないと感じ、正式免許にしてもらってしばらくで一般職へ移ったそうだ。
ただ、生活の中で、もっと自分に力があれば、経験があればと思うことも多く、今回の研修に申し込んだという。
で、湯上さんはうちの高校のことを知っていて、「学校霊生徒会長」とその自治組織という取り組みがきわめて素晴らしいと絶賛してくれた。
でもそれもこれも、机妖怪の愛子が頑張ってくれているからで、学校が何かをしたわけでも、俺が何かをできたわけでも・・・・。
「ちがうわ、横島君。学校が、生徒が、教室が、教員が、そのすべてが学校霊を許容する環境にあるからこそ、あなたたちが居てくれているからこそ、愛子ちゃんが頑張れるのよ?」
ちょっと感動してしまった。
「感動したのはこっちだって。私らなんか、幽霊妖怪なんつうのは排除対象ってだけだけど、君たちは仲良くなったり一緒に生活したり、すごいことなんだよ?」
笹倉さんはあまりの感動か、俺の手を握る。
「でも、俺の妹の話だと、霊との対話とか除霊とか、色んなことを教われるってききますけど?」
「え、なになに、横島君の妹って、もしかして六女?」
「はい、現在中等部の一年です。」
「うっわー、なんか親近感わいちゃった。」
「そうねぇ、身内意識が高まるわね」
というのが先ほどの合流時ミーティングの話。
チームの一体感が増したという事で合格だろう。
で、その先に待っていたのが、低級霊をつかった除霊訓練。
湯上さんも笹倉さんも実践を遠のいて久しいので、俺にリーダーをしてほしいと言ってきた。
それでは、ということで、実戦開始と言うことにした。
「まず、除霊依頼書と現状を比較します」
「・・・え? 低級霊の訓練だよね?」
「まず、除霊依頼書と現状を比較します」
「・・・・はい。」
頭の固い子供、というリアクションなのはわかってるけど、背後にはあの美神夫人が居るのだ。
手抜きなどできるかいな。
「依頼書にある霊の位置と霊圧を霊視します」
「「はい」」
しばらくして呻くような声。
「・・・う、これのどこが低級霊よ・・・・。」
「・・・うそ、ぜんぜん低くないわよ・・・。」
とはいえ、実は低級霊なのだろう。
ただ、足下の魔法陣がくせ者。
俺たちの霊力を低くして、相対的に低級霊の強さをあげる仕掛けだろう。
「横島君、これって、依頼書に無い事象でしょ?」
「そうよ、これって依頼内容差異で差し戻せるものよ」
さすがにちょっとビビってるみたい。
「これが事前調査段階なら合格ですけど、今の段階は「派遣」されていますので、契約金の引き上げにしか使えない状態ですね」
すこしして今が訓練だと言うことを思いだした二人がため息をはく。
「装備を確認しましょう」
そういって二人は霊符と神通棍を出す。
神通棍に霊気を流してみて驚いている。
「な、よ、よわい・・・。」
「な、なんで、こんなに力がないなんて・・・」
そんな二人に足下を霊視させるとさらに驚く。
「これは、魔法陣の真上にいる人間の霊気を吸い取る魔法陣です。だから逆説的に相手が強くなります」
「ふぅ・・・つまり、調子に乗ってつっこむと、痛い目を見るってことね。」
「さすが現役、見る目が違うわ。」
さんきゅっと三人ではいタッチ。
「では、作戦時間に指定はないので、周辺を浄化してからかかりましょう」
「・・・浄化用の符なんて無いけど?」
「もちろん人力、歩法でがっちりいきます」
「「ええ〜〜〜〜〜〜!!」」
「もちろん、反対意見は聞きません」
「「横暴〜〜〜〜〜!!」」
実習最後の横島君たちは、除霊時間にして二時間で終了した。
その行為は綿密で、こちらが準備した罠をすべて見抜いた上でその上をゆく安全策を施して除霊を実施した。
さすがに歩法で物件自体を浄化してから除霊なんていうことまでしているとは思わなかったので、こっちも地処できずに驚くしかできなかった。
除霊完了できたチームは、参加チーム中三組だけで、予想に違わず「ピート」「タイガー」「横島」の三名が参加しているチームだけだった。
少なくとも、あの三人が1チームになっていれば、除霊成功したチームは一つになっていたに違いない。
綿密で、濃密な経験をしている三人だからこその結果だろう。
もちろん、こんなことを全員に求められるわけではない。
しかし、彼らの除霊準備は綿密で詳細で精密だった。
それは彼らの師匠たちが如何に彼らを大切に指導しているかを示すものであり、一流と呼ばれるGSの真骨頂が伺いしれることだった。
彼らのように指導されて、彼らのようになれるかは不明だ。
しかし、ともに切磋琢磨する中で、周囲に与えることはできるはずだ。
ピート君はこちらに好意的で、さらには卒業後の進路として正面から考えてくれている。
タイガー君もこちらに興味がありそうだ。
が、横島君はこちらに興味はないようだ。
もちろん、捜査協力や除霊協力には快く応じてくれるほどの関係だと言うことを感じている。
何というか、年齢の隔たりなど関係ないほど気安いのだ。
彼ほどの人間が同世代で居てくれれば、僕の苦労も少なかっただろうに、と思うほどに。
しかし、そんな彼の評価は意外に低い。
あれだけ時間をかけてれば罠ぐらい見抜ける、女をチャラチャラさせている、自分ではなにもしないで女にすべてやらせている、あれで本当に「B」なのか、コネはありがたいものだ、等々。
正直に言えば、あれだけの力と実績を持つ人間を、よくぞ嫉妬だけで悪くいえるものだと感心した。
感心した上で、ICPO局員候補からはずした。
力があろうと無かろうと関係ない。
相手の力が見抜けなければ生き残れない、そういう世界なのだから。
三日目は、チーム合同の対抗戦だそうだ。
つうか、除霊の研修で対人戦闘ってモロねらい過ぎじゃありませんか?
武道館のような体育館の中心に、GS試験の試合会場があり結界が張られている。
「六女のクラス対抗みたいな感じね」「ああ、なつかしいわ。」
湯上さんや笹倉さんの話では、三人タッグ交代制のプロれるもどきの対抗戦がソレらしい。
一度勝ちあがると直ぐにタイガーチームとの対戦となった。
霊的格闘技がメインらしく、霊気を体にまとわせるのが基本らしい。
女性では相性が悪いな、ということで俺が先方にでるとマイクから西条さんの声。
『剣禁止』
げ、と思わずみると、にこやかにほほえむ西条さんと六道夫人。
みれば、その周辺に関係者一同様がいる。
美神除霊事務所〜、小笠原除霊事務所、六道除霊事務所〜、って冥子ちゃん、つうか雪乃丞・・・。
目が語ってるぞ、最後は俺と勝負だ、て。
おもわず、いやじゃ、とは語っておいたけど。
畜生、どうしろつうじゃ、と思ったけど、そういえば最初のGS試験の時は盾だけだったっけ。
『(そうだ主。攻防自在のそれがあれば、お主はまけん)』
そうだったな。うん。
俺は自分の正面に八枚の盾、サイキックソーサーを出した。
そして九枚目を結界沿いに小さく投げて、相手の背後まで回す。
「試合開始!!」
その声とともに背後から直撃。
タッチもできず、そのまま気絶と相成りました。
「卑怯だ!!」「姑息な!!」という罵声を背に、美神さんの方をみると「グッジョブ!」とばかりにOKサイン。
「さすがに卑怯じゃないかなぁ・・・。」
「笹倉さん、ここは霊気吸引魔法陣や怪しげな罠を研修で仕掛ける魔境ですよ? 罠を仕掛けるぐらい許容範囲です」
さらに俺には霊能の制約までつけおって。
「うーん、さすが美神令子の弟子ってところ?」
「そういうことです。」
いやはや、恐ろしいわ、横島君。
彼の作戦もそうだけど、その際の霊気のコントロールは恐れ入った。
敵の正面に一杯の盾を並べて、力勝負化のように見せかけて、背後から強襲。
その背後だって、完全にコントロールした盾を、圧縮度の低い状態で潜ませて、遠隔で圧縮するという離れ業をかます。
術よりも作戦よりも、ソレを成功させたこと自体を異常と感じない時点で、周囲の研修生の質は低いといえる。
さすがにピートは感じているらしく、ぶつぶつと対策に追われている。
が、問題はある。
今の段階での戦略は次に通じないのだ。
なにしろ、この試合は「剣」、霊波刀を封じられた状態なのだ。
今この段階でも横島君は、なにが封じられてもうまくいくよう戦略を立てているはずだ。
たとえば、女性を全面に出しておびえさせて、気がそれたところを叩くとか。
いや、横島君の性格からすると、「人質に取る」が一番かしら?
まぁ、正攻法一本槍のピートでは勝てないわよ?
今後の人生を変えるであろう二日間でした。
最初の一日目に来れなかったことが、心底残念に思える二日間でした。
同世代の笹倉さんと在学中に出会えなかったことを残念に思えるし、これからの生きる道としてGS事務所ではなく教員でありGSであるという生き方にも視線を向けることができた。
それもこれも彼、横島君のおかげだろう。
某高校のそれも「除霊委員」というおかしな組織の一員で、机妖怪の愛子ちゃんの保護者。
免許取得から格段の早さで「B」にまで上り詰めつつも、偉ぶらず、常に初心でいられる謙虚な少年。
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2012/04/04 OTR移転版 + 小修正
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