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トップページ > 神代ふみあき書庫 > 赤松・椎名系作品 > 恥ずかしながら戻ってまいりました!~GS横島忠夫の再演 > 第三話
このタイトル、どうよ? と聞いてみたところ、センスねーwと笑われる夢を見ました。切ないかぎりっすねw
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第三話
それもこれも自分がふがいないせいだと責め続ける息子だが、彼が生きてゆけたのも恋人のおかげだっった。
「ヨコシマはヨコシマらしく。」
それは約束。
それは契約。
それは、世界で一番優しいく残酷な呪い。
すべてを話してくれたタマモにありがとうといいつつ、私は部屋を出た。
どこか、どこかにフィットネスジムはないか、何かを殴らずにはいられない!!
お母さんは声もなく泣いていた。
私は、私が知った、お兄ちゃんが知ってるタマモを演じることで、お兄ちゃんに為になれることを知った。
だから。
だからお母さんも協力してね。
「私は、なにも知らない、知らなかった。それでええんやな?」
「うん、お母さんもお父さんも、この件に関わったらだめ。絶対にお兄ちゃんが可哀想なことになるから」
きゅっと私を抱きしめるお母さん。
「タマモ、お兄ちゃんを、忠夫をまもっておくれ。」
「うん。」
二晩ほどタマモを拘束した両親は、晴れやかな笑顔でナルニアに戻っていった。
空港で見送ったとき、二人からハグされて戸惑ったけど、それでも両親からの思いを受け取れた気がする。
両手を降って見送るタマモを、小脇に抱えて持ち出そうとする親父を叩き伏せながら、見送りを完了した。
「ほんじゃ、飯でも食って帰るか?」
「狐うどんね?」
「はいはい、おあげはもってけ。」
「ひゃっほ〜」
小躍りするタマモを抱えながら俺は暖簾をくぐったのだった。
両親がナルニアに帰って一週間ほどで、タマモの入学準備が終わった。
あわせて、両親からの仕送りも増えたので、今までのボロアパートから引っ越して、4LDKのマンションに移った。
そんなに部屋はいらなかったんだけど、タマモの部屋は大きくしたかったし、お風呂もバストイレ別となると、このレベルになってしまう。
「ヨコシマ、無理しなくてもいいんだよ?」
「いいや、おまえにはこのぐらい必要だ。」
なにしろ両親からベットだの洋服ダンスだのが送られてきたり、服だのアクセサリーが山のように送られてきているのだ。
正直、俺の部屋はいらないからタマモの衣装部屋が必要になりそうな勢いだ。
学校は公立でいいんじゃないかと思ったけど、お袋が手回しして六道女学院に入学することになった。
さすがに小学生のみためでは、と思ったけれど、中等部へ編入が決まったそうだ。
その報告に美神さんのところにいくと、非常に不機嫌そうな顔で出迎えてくれた。
「えっと、どうしました?」
「・・・あんたの弟子が、あんたを慕ってきたわよ。」
みれば、人型のタマモと同じぐらいに成長したシロ。
銀髪赤メッシュの髪の毛を腰まで伸ばしていた。
「先生! 長老の許可が下りたでござる!!」
これからの里を考えると、社会融和は必須だ、だから勉強してこい、となったわけらしい。
で、色々とあり、美神さんが引きとるのかなぁ、と思っていると、シロは感激状態でしっぽを振ってる。
「タマモ、立派になったでござるなぁ!!」
「シロねぇ! わたし、今度学校に勉強しにいくの!!」
そんなことを言われれば、がきんちょの反応なんて決まっている。
「せっしゃも勉強しにいきたいでござるぅーーー!!」
あんたの責任よ!と美神さんににらまれて、仕方なく母に電話。
二つ返事で許可がでて、タマモとともに転入することになった。
とはいえ、小学校的な学校に行ったことのない二人だったので、俺が勉強を少しだけ教えることになった。
「感激でござる、先生に先生に教えていただけるという事は、弟子入り許可、内弟子でござるねぇ!?」
もちろんチョップで黙らせて、とりあえずの平穏を確保することにした。
一応、シロの保護者は美神さん、タマモの保護者はうちんの両親で代理が俺なので、ふたりして出向くことになった。
スーツにバンダナはないだろうと言うことで、腕に巻いているんだけど、心眼はちゃんと腕にいた。
「横島君、結構着慣れてるみたいね、スーツ」
「・・・ぜんぜんですよ。俺はずっとガクランだったから、このネクタイってんがどうも・・・。」
「ほらほら、ネクタイが曲がってるわよ。」
「あ、すんません」
「・・・ん、これでよし。」
ぽんっと肩を叩かれ再び歩き出すと、なぜか周囲から暗い声。
「・・・なんであんなにいい女が、小僧相手に・・・」
「絶対俺の方がうえだ、なのに・・・・」
「畜生、畜生、なんであんなクソ男に、あんないい女が」
あー、なんつうか、親近感わく話だなぁ。
正直な話、心情的にはあっちがわだものなぁ、俺。
「ほら、いくわよ、横島君。」
「は、はい。」
組まれた腕から伝わる胸の感触、よりも、美神さんの頭の位置がいつもより近い気がしたのがうれしかった。
前の「時」を思わせる距離だと思う。
そんな事をいってるうちに、いつの間にか学院に着いていた。
授業中らしく街路樹道は無人だったが、門には警備員が立っている。
「犬飼シロ、横島タマモの保護者です。」
美神さんと同時に頭を下げると、警備員さんはにっこりほほえんで通してくれた。
聞けば、美神さん在学中から立っている人だそうで、在学中や卒業後でも多くのOGに愛されている人だという。
「頼りになりそうですものね。」
「ええ、合気道、柔術、剣道、様々な武術の達人で、女子校の守護神よ。」
うっわーと、背後からみると、あわせるように振り向いて手を振るお茶目さもある。
あれならウチのタマモも安心だ。
「いま、うちのタマモも安心だとか思ったでしょ?」
「・・・何で解るんすか?」
「だって、見るからに親ばかの顔してたもの。」
はずかしいいいいいい!!!!!
事務所にいった後、通されたのは統括理事長室だった。
もちろん、そこにいるのはご存じ・・・・。
「いらっしゃ〜〜い、令子ちゃん〜、横島くん〜。」
「令子ちゃ〜ん、横島く〜ん、おひさしぶり〜」
六道親子であった。
母の口利きで入学したシロとタマモだが、それなりに学力があるとはいえ集団生活には慣れていない。
そこでいろいろとフォローができるクラスに入れる、という風に手回しをしてくれたのが六道夫人だった。
で、冥子さんはもちろん、美神さんが来ると聞いて喜び勇んで着たんだろうけど。
「さぁさぁ、お茶でものんでぇ〜」
パンパンと手を打つと、どこからともなく現れたメイドがお茶を入れてく。
軽く会釈するメイドさんに俺も会釈を返すと、なぜか目を丸くする六道親子。
「横島君が〜女の子に〜飛びかからないわ〜。」
「物理的に〜あり得ないわ〜」
まぁ、今までの素行は悪かったしね。
「おばさま、冥子。GS試験に受かってから横島君は色々と心を入れ替えてがんばってるんですよ? タマモを妹にしてからなんて、品行方正の立て看板を堅持してるぐらいですもの」
「美神さん、言い過ぎです。俺は今まで通り、きれいなお姉ちゃんは好きだしエロエロですけど、それでもタマモの兄として恥ずかしくないように、そんな風に生きたいと思ってるだけです。」
心の底を口にしてみれば、なんとタマモに依存していることが発覚してしまい、思わず恥ずかしくなってしまった。
「心の支えっていうなら、心の底から大切になさい、横島君。」
「はい、美神さん」
何というのかしら、ぜんぜん別人みたいだけど、全く変わらない人、それが横島君。
初めてあったとき、「生まれる前から好きでした」なんて言ってくれるほど軽い感じだったけど、今はスゴく大人っぽい感じ。
見上げるような大木、そんなイメージ。
「・・・横島君は〜、どうして〜そんなに〜強くなれたの〜?」
わかってる。
強くなったのは、強くならなくちゃいけなかったんだと言うことを。
努力もせずに生きている人なんてないことも。
「いろんな人に出会って、諭されて、導かれ、今の自分になりました。」
強い衝撃を感じた。
彼の言葉に嘘はないだろうけど、彼が伝えたい言葉を私が受けられていないことを確信したから。
彼の言葉がどれだけ重かろうとも、私の経験ではそれを想像することも出来ないのだ。
辛く、そして悲しい。
彼は今年受かったばかりのGS見習いなのに、私の何歩も先を歩んでいる。
令子ちゃんもエミちゃんも、みんなみんな、先に行ってしまう。
私はいつも同じところをぐるぐるぐるぐる・・・・・・。
「冥子さん、冥子さん?」
目の前で横島君が困った顔をしていた。
だめだめ、私はどんなに遅れていてもお姉さんなんだから。
にっこりほほえんで、いつもどおり、いつもどおり・・・。
ゆっくりと横島君が冥子を抱きしめた。
以前のセクハラではなく、優しい暖かい包容。
小さく頭をなでつつ、何かをささやくと、冥子は小さく頷いていた。
外には見せないけど、冥子だって悩んでいたし、その悩みを私たちは知っていた。
だけど、冥子はすでにプロ。
自分で乗り越えなければならない事なのだ。
いや、プロになる前に乗り越えなければならない壁だったのかもしれない。
そういう意味では六道夫人の教育方針に大きな問題があるわけだけど、この辺に関わるのは鬼門。
とっとと帰るのが吉だ。
「冥子、落ち着いた?」
「・・・うん、横島君、令子ちゃん、ありがとうね〜」
涙を拭いた冥子は、弱々しくほほえむ。
それを正面から見た横島君は、なにかに耐えるように顔をゆがめる。
何か言おうとして、いえなくて、どうしたものかと悩んでいる顔はちょっと可愛い。
しばらく観察してたかったけど、面白すぎる状況はもうタイムアップ。
だから六道夫人が何か言い出す前に私から提案した。
「冥子、少しの間、横島君を助手にしてみる?」
瞬間、横島君の顔は苦笑い。
「(ばれました?)」
「(あたりまえでしょ?)」
こんな会話には既にサインなんかいらない私たち。
まったく、こんな近くまで入り込まれるだなんて思わなかったわよ、もう。
六道除霊事務所への出向は翌日すぐに始まった。
所長は六道夫人、所員は冥子さんだけだけど、事務はメイドさん達がフル活動、所内は六道邸だというのだから、まぁ、なんというか。
助手の初仕事はお茶くみから〜と思っていただけに拍子抜けだった。
では助手の初仕事は、というと、書類を見せられることからだった。
内容は除霊実績と評価で、スゴいモノだった。
仕事の完遂率は43%。
無破壊完遂率は12%。
今年度の赤字が22億円。
思わず視線をあげて所長事、六道夫人を見ると、目をうるうるさせていた。
夫人曰く、赤字はどうでもいいそうだ。
グループの税金対策になるから。
ただ無破壊完遂率を上げないことには、来年度免許停止も視野に入っているとか。
次期党首が免停では話にならない、とさすがにあせていたところでこの話は渡りに船だとか。
「どんな手段でも〜、無破壊成功率を上げてくれれば〜、おばさんなんでもしてあげちゃう〜」
ということなので、二つの事をしようと思った。
一つは、引き受ける格付けの引き下げ。
今までA級GS一人だったので、いろいろと無茶をしていたが、E級の助手を入れたので、研修を込めてといういいわけで、がんがん簡単な仕事をこなす。
計算では二月もすれば80%台にいく計算だ。
加えて、冥子さんの意識革命を考えている。
以前の時間でよくあったのが、式神に加えられた衝撃で気絶すると言うもので、気が弱いとかそういうものではなく、外的な衝撃情報に弱いのだと俺は感じた。
そこで、式神を徐々に強い力で攻撃し、衝撃に耐えてもらう訓練を提案した。
簡単な仕事をすることについては賛成してもらえたけれど、式神への攻撃は始め難色を示された。
ただ、俺が「何の痛みもなく成長することはない」といったところ、積極的に受け入れてくれるようになった。
お兄ちゃんはたぶん、強欲なんだと思う。
私も、シロねえも、美神さんも、おキヌちゃんも、みんなみんな守りたくて、最近では冥子も守りたくなってしまってる。
霊力だけで、甘えん坊な冥子を、自分が恨まれてもいいからと厳しく対応しているお兄ちゃんだけど、会う度に冥子からお兄ちゃんと訓練しているときの話をうれしそうにされている。
「タマモちゃんは〜うらやましいわ〜。私も〜あんなお兄ちゃんが〜ほしかったわ〜」
この台詞で締めくくられる冥子会話が、本日は違っていた。
「タマモちゃん〜、横島君って〜、令子ちゃんと〜おつきあいしてるのかしら〜?」
頬を染めて、ちょっと潤んだ目で聞いてきてる。
まずい、まずいよお兄ちゃん。
訓練じゃなくて調教になってるよぉ!?
とはいえ、まずは鎮火、鎮火。
「え〜っと、誰とつきあってるかはしらないけど、美神さんとは結構深い関係って感じはするわね。」
最近、まじで目と目で通じあう感じだし。
もしかすると、体も通事あってる可能性があるかも。
「そっか〜・・・・・・」
んーと考え込んだ冥子が、すがすがしい笑顔でこっちをみた。
「タマモちゃ〜ん、略奪愛ってどうおもう〜?」
やば!おもしろパターンで切り替えしてきた!!
これはもう、面白すぎて鎮火とか言ってるのがもったいなさすぎる!!
・・・はっ、もしやこれは・・・・。
周囲の気配を探ると、六道メイド隊と六道夫人の気配。
やっばぁ、ここで面白がったら、略奪愛肯定派に組み込まれるところだった。
「・・・私は、みんなが幸せになれる方法を探すのが一番だと思うよ?」
よっし、切り抜けた!!
「そっか、タマモちゃんはハーレム肯定派なんだ〜」
・・・・え?
「スゴいな〜、タマモちゃんはアダルトなセンスの人だったのね〜」
・・・ちょ、ちょっと・・・
「うん、冥子がんばってみるわ〜」
じゃーねーと去る冥子を呆然と見送る私だった。
タマモの報告を受けて笑ってしまった。
何しろ当人の冥子から「横島君を好きになっちゃったの〜。どうしよ〜」という相談を受けていたから。
しっかし、ハーレムって、どうなのよ?
まぁ、当の本人は今、事務所のソファーで固まってるけど。
「おかしーなー、むちゃくちゃ嫌われることしてんですけどねぇ?」
まぁ、今まで誰もしてくれなかったことを、一からつきあってくれて、さらには事務所の成績も急上昇、受けていなかったBクラスやAクラスの仕事まで無破壊でこなせるようになっているのだから、誰だって心動かされるだろう。
そう、あれ。
スポコンのコーチ。
まさにそういう状態なのだろう。
六道夫人からは「何億で横島君を移籍できるかしら〜」とかいう電話が毎日かかってくるぐらいだし。
「まぁ、横島君の計画通りになってるわけだし、そろそろ次の段階なんでしょ?」
「はい。やっぱり冥子さんは一人で除霊は無理なタイプじゃないですか? だったらエミさんみたいな肉の壁でもいいので前衛が必要ですよ。」
「つまり、ポスト横島を引っ張ってきて、前衛+冥子の形を固定化する、というわけね?」
「はい。美神さんとやっていて思いますけど、前衛と後衛の分業は、GSに必須だとおもうんすよ。」
まぁウチみたいなイケイケな事務所なら当然その構成になる。
加えて後衛にヒーラーが入れば完璧だ。
そのへんは考える必要があると思う。
それはさておき。
冥子が横島君に惚れるのは仕方ないだろうなぁとは思ってた。
もちろん、くれてやるつもりはないけど、あの子には私たち以外の誰かの存在があることを知ってほしかった。
もちろん、横島君ばかりじゃないし、周りのメイドさんたちにも個々で気を使うぐらいに。
母親がいて、父親がいて、寝食を忘れるほど気を使ってくれる人たちがいる。
そのことをもっと解ってほしいと思ったけど、まぁ、その辺は言っても仕方がない。
理解できるかどうかは本人の資質次第だし、逆に横島君への恋心がひと段落つかないと進めないだろうし。
今まで私やエミしか友達というモノがいなかっった冥子に、初めて親友以上に近づいてきてくれる異性が現れたとなってはどう転ぶかなんて解りきったことだ。
たぶん、初恋なんだろう。
それも色々と未来の構想につながってもおかしくないほどの年になってから初めての。
厄介だとは思うけど、私と横島君なら何とかなる気がしている。
全く証拠はないけど、予感だけは感じていた。
前衛の代役としてスカウトできた男、その名もダテ・ザ・キラー。
「あーもー、悪かった、もう言わないでくれ!!」
前衛の代役としてスカウトできた男、その名も伊達雪乃丞。
後衛に蒲田勘九朗改め、春日久美。魔装術で全身全霊女体化を果たした完全無欠の「女形」である。
協会預かりだった身分を、ここのところ評判急上昇の六道事務所で預かることとなり、ここ2週間ほどフォーメーションをくんでいた。
女体化に伴いヒールや結界に特化した勘九朗・・・ではなく久美はともかく、完全に手綱をかけられた雪乃丞はきわめて優秀な前衛だった。
俺の穴を埋めるに十分なものといえる。
冥子さんは「横島君はやめちゃうの〜?」と不満そうだったけど、こっちはレンタル状態だったわけで。
替わりの人員やフォーメーションの引継までしてるんだから勘弁してほしい。
一応六道夫人からも、十二分な成果を示してもらったとお褒めの言葉をいただいているので、報酬をいただいてオシマイに出来る状態になったと思う。
そんなわけで、かなり不満げな冥子さんとともに統合理事長室まで出向くと、そこには美神さんと六道夫人が待っていた。
「ご苦労様、横島君」
「ご苦労様〜、横島君〜、冥子〜。」
正直に言おう。
この時間では珍しくなくなったけど、前の時間ではこんな風に労ってもらったことがなかったので、条件反射的にうれしくなってしまう。
やっぱ俺って根っからの丁稚体質なんだなぁ。
そんな風に思ってる俺の横に立ち、美神さんは軽く俺と腕を組んだ。
「じゃ、そろそろウチの横島君を返してもらうわね?」
「・・・うん〜、残念だけど〜、かなしいけど〜、寂しいけど〜・・・・」
うじうじとしていた冥子さんだったけど、美神さんを見つめて笑った。
「これ以上わがままは言えないもの〜」
だから美神さんは言ってしまった。
「横島君は貸せないけど、遊びに来るぐらいはいつでもいいから・・・。」
それを聞いて冥子さんが、信じられないほど輝いた笑顔をしていたのをみて、美神さん俺を見る。
「(・・・まずい?)」
「(きまってます)」
翌日から六道除霊事務所のメンバーが毎日のように美神除霊事務所に遊びに来るというのが恒例行事になった。
口は災いの元とはよく言ったものです、ええ。
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第三話は、第二話と対みたいなものなので、早々に投稿しました。
どんなものんでしょう?
というか、横島夫妻を出すときって、色々と悩みますよね。
愛溢れる母親のレベルをどこに持ってゆくかって言うのは、たぶん「横島」系SS最大の悩みではないかと考えたりします
次回アップは12/13ごろです
2012/04/04 OTR移転版 + 小修正
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