「エコキュート・トラブル」の実態
このうち、「エコキュート」騒音トラブルに関しては、建築専門誌「建築ジャーナル」(2009年5 月号)の特集、「エコと低周波音被害」が詳しい。リードにこう記す。
「近年、『エコ』と称される風力発電機やエコキュートによる、低周波音被害が各地で報告されている。低周波音による健康被害は1970年代から報告されているが、国は『知らせない、認めない、救わない』」
「低周波音被害は個人差があるとはいえ、政府奨励の環境にやさしいと呼ばれるエコ機器によって、身体が蝕まれ、近隣社会に亀裂が入る。建築界も低周波音問題に目を向けてほしい。いつ被害者、加害者になるとも限らないのだから」
そして、5本の記事が続く。
(1) 低周波音症候群被害者の会
「政府奨励のエコ機器で、被害者・加害者を生み出す」
(2) 被害の現場から
風力発電・エコキュート・スーパーの冷却設備・建設現場
(3) 環境省
「低周波音被害は増えている」
(4) 保坂展人
「巨大風力発電機の夜間運転停止、建設距離規制急げ」
(5) 汐見文隆
「高気密・高断熱等の防音対策が低周波音被害を助長」
この特集号は在庫切れではあるが、「特集記事の抜き刷り」が販売されている。
(「建築ジャーナル」左側の「建築ジャーナル抜刷」欄)