菅義偉官房長官は17日午前の記者会見で、ウクライナ南部・クリミア自治共和国の住民投票でロシアへの編入承認が確実となったことに関し「ウクライナ憲法に反しており、我が国は承認しない」と述べた。「ロシアが国際法を順守し併合に踏み出さないよう求める」とも強調した。
対ロ経済制裁など今後の対応については「主要7カ国(G7)と緊密に連携して事態を見ながら対応していきたい」と述べるにとどめた。
岸田文雄外相は外務省内で記者団に「法の支配、ウクライナの主権、領土の一体性を尊重すべきだと引き続きしっかり伝える」と強調した。
菅義偉、岸田文雄