もうみんな気づいていると思うけど。
結婚して子供もいる上司おじさんが、部下の若い娘に恋をすると、まず最初に、無意識レベルでこう確信する。
「あの娘は絶対オレのことは男としては見ない」
でも、恋しちゃったもんはしょうがない。寝ても覚めてもその娘が頭から離れない。
そういう場合、おじさんはどうするか?
上司としての権力を使うんだよ。パワハラじゃないよ。その逆。自分が恋をしてしまった相手に、仕事で成功させようとするんだよ。大きなプロジェクトのリーダーに抜擢されたりさ。社内でも注目されている業務の担当になったりさ。重要なプレゼンや表彰式で立たせたりさ。
その心理は、「感謝して欲しい」。
恋は成就しない。一夜限りの恋に手を出す勇気もないしノウハウもないし、自分の立場や地位をそんな危険にさらしたくもない。でも、その娘の気を引きたい。その娘にとって大切な存在になりたい。だからせめて「あの人のおかげで今の私がある。あの人は私にとって特別な人」と思わせたい。なんなら感謝ゲージがMaxに達した結果、一夜くらい肌を重ねる関係になりたい。
今回のSTAP問題は、そういうことなんだと思う。
笹井芳樹副センター長が、「女子力が高い」と評判だった小保方晴子さんに恋をしてしまった。でも青春みたいなまっすぐな恋は立場上できない。だから小保方さんを大抜擢して、大きな仕事をさせ、PRも大々的に行った。目的は一つ。小保方さんに、
「笹井さんのおかげで今の私がある。笹井さんは私にとって、本当に特別な人」
と思って欲しいというだけ。
小保方さんの方といえば、そういう笹井さんの気持ちに気づいているようないないような態度をとりつつ、自分の研究を大々的に前に進めることができるので、そのビッグウェーブに乗ってみた。
もし仮に小保方さんが天然ちゃんだったりコピペや盗作の常習者だったりしても、笹井さんほどのプロが通常の精神状態だったら、すぐに見抜くし、厳しく指導すると思う。今回は恋をしていたから、盲目になっていたのではないだろうか。
典型的なおじさん症候群。俺自身はそういう経験ないけど、あらゆる会社でこのケースのトラブルを見てきた。切なくて悲しいけど、全然同情できないんだよね。事業自体がぽしゃって関係者全員が退職することも多いしね。
どうしたらいいんだろうな。特別なことでも起きない限り、熱病が通り過ぎるのを待つしかないんだけどさ。こちらからの下司い妄想は以上です。
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わざわざそんな新しい名称をつけなくても。 サークラ現象と似たようなものかと。 事実は単純で、男が女を囲い込んだ。それだけ。 男の庇護欲や支配欲がちょっと度が過ぎて暴走した...
これ分かるなあ。というか男女で上司部下という関係あると必ずこういう勘繰りでるよね。いや実際に本当に当りなこと沢山あると思うし。 まあこういう事例、女性の社会進出が進めば...
なるほどなぁ。自分も気をつけないと。
真実かどうかはおいといて容易に想像つくなぁ。なんだかんだ男性が多い世界だもんでおじさんたちがかわいがってくれるんだ。おぼちゃんほどの容姿ならなおさらでしょう。