警察官を車で引きずった疑い03月16日 20時51分
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１６日朝、福岡市の市道で職務質問した警察官を、数百メートルもひきずったまま車を運転し、けがをさせたとして、会社役員の男が、殺人未遂の疑いで逮捕されました。
１６日午前３時５０分ごろ、福岡市中央区の市道、「油山観光道路」で、信号待ちをしていた乗用車に、２５歳の警察官が職務質問をしたところ、この車が、急発進しました。
警察官は、運転席側の窓に手をかけたまま、数百メートルも引きずられ、頭や足などに全治１か月の大けがをしたということです。
乗用車は、警察官を振り切ってそのまま南の方向へ逃げ、警察では行方を追うとともに車のナンバーから所有している会社の関係者などを調べていました。
そして数時間後に福岡市内で福岡市城南区の会社役員、川口功自郎容疑者（３２）を見つけ事情を聞いたところ容疑を認めたことなどから殺人未遂の疑いで逮捕しました。
調べに対し、川口容疑者は、「警察官から逃げたかった」と話しているということです。
警察によりますと、警察官が引きずられている間、車は４０キロ以上のスピードで、蛇行を繰り返しながら運転していたという目撃情報もあるということで、警察では逃げた理由などについて川口容疑者をさらに詳しく調べることにしています。