平成24年度(第45回)倉田奨励金は、昨年の6月から10月に募集を行い、86大学、高等専門学校より4校、9つの研究所・研究機構より総計347件のご応募をいただきました。選考委員会で慎重に審議をした結果、以下51件の研究テーマに対し、総額6,000万円の助成を決定しました。
(敬称略)
No. | 研究題目 | 所属 | 役職 | 氏名 |
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1 | 低分子二重特異性抗体の次世代型がん治療薬化を目指した多量体化戦略 | 東北大学大学院 工学研究科 |
准教授 | 浅野 竜太郎 |
2 | 損傷脳における炎症は必要か?不必要か? -OPNに焦点をあてて- |
慶應義塾大学 医学部 |
非常勤講師 | 池島(片岡)宏子 |
3 | 希釈窒化物半導体GaAsNナノワイヤの結晶成長とフォトニック結晶展開 | 大阪大学大学院 工学研究科 |
助教 | 石川 史太郎 |
4 | 干渉時空間集光法を用いた深部観察技術に関する研究 | 理化学研究所 基幹研究所 |
基幹研究所 研究員 |
磯部 圭佑 |
5 | 膜面の波動伝搬過程の全視野形状計測による薄膜の動力学モデルの確率論的立場からの探求 | 鳥取大学大学院 工学研究科 |
准教授 | 岩佐 貴史 |
6 | 次世代低損失パワーデバイスへ向けたダイヤモンドへの高活性n型ドーピング法の開発 | 東京工業大学大学院 理工学研究科 |
助教 | 岩崎 孝之 |
7 | 白金−ロジウム−次元鎖錯体における骨格制御に基づく誘電性の向上 | 岐阜大学 工学部 |
助教 | 植村 一広 |
8 | 視覚情報を用いたティルトロータ型UAVによる狭隘地侵入制御 | 神戸大学大学院 システム情報学研究科 |
助教 | 浦久保 孝光 |
9 | 化学修飾したU1snRNAを用いたスプライシングコレクション | 東京工業大学大学院 生命理工学研究科 |
助教 | 大窪 章寛 |
10 | 渦を不斉源とするテンプレート材料の開発 | 慶應義塾大学 理工学部 |
助教 | 岡野 久仁彦 |
11 | 短波長増感機能を有する高性能自己共増感型錯体色素の開発 | 東京理科大学 工学部第一部 |
助教 | 小澤 弘宜 |
12 | オーキシン受容体を中心とした新奇転写制御系による植物の免疫応答機構の解明 | 鳥取大学 農学部 |
准教授 | 上中 弘典 |
13 | σ電子受容体ボラン配位子を鍵とするアンモニアを用いた触媒反応の開発 | 大阪府立大学大学院 理学系研究科 |
テニュアトラック助教 | 亀尾 肇 |
14 | 社会と人体に優しいメタルフリーMRI造影剤に関する基礎研究 | 九州大学大学院 薬学研究院 |
准教授 | 唐澤 悟 |
15 | リポゾーム翻訳系内で機能する人工アミノアシルtRNA合成リボザイムの開発 | 東京大学大学院 総合文化研究科 |
学術研究員 | 川上 隆史 |
16 | 新規カルベン含有アミド配位子/希土類金属型不斉協奏触媒の開発 | 微生物化学研究会 微生物化学研究所 |
主任研究員 | 熊谷 直哉 |
17 | 高活性な高原子価クロムオキソ錯体の創製と反応性評価 | 筑波大学 数理物質系 |
助教 | 小谷 弘明 |
18 | 複数のセンサ情報により観測された出来事を言葉で説明する手法の開発 | お茶の水女子大学 大学院 人間文化創成科学 研究科 |
教授 | 小林 一郎 |
19 | 膵臓癌細胞における一次繊毛抑制メカニズムの解明と癌治療への応用 | 奈良先端科学技術 大学院大学 バイオサイエンス研究科 |
助教 | 小林 哲夫 |
20 | In-situ 錯体形成を利用した機能性ナノ材料の開発 | 新潟大学 企画戦略本部 |
テニュアトラック助教 | 齊藤 健ニ |
21 | 小胞体−ゴルジ体間小胞輸送における時空間制御機構の解明 | 東京大学大学院 総合文化研究科 |
准教授 | 佐藤 健 |
22 | 近赤外原子スペクトル線のゼーマン効果を利用したトーラスプラズマ中の原子ダイナミクス局所計測法の開発 | 京都大学大学院 工学研究科 |
講師 | 四竃 泰一 |
23 | 高温高圧水+軽質炭化水素+重質炭化水素混合系の相平衡における上下相逆転現象の制御 | 東京工業大学大学院 理工学研究科 |
准教授 | 下山 裕介 |
24 | 分子性金属酸化物を基盤とした特異空間における金属多核構造の合成と機能開拓 | 東京大学大学院 工学系研究科 |
助教 | 鈴木 康介 |
25 | 外部駆動源が不要な次世代ソフトアクチュエータの創製 | 信州大学 ファイバーナノテク 国際若手研究者 育成拠点 |
助教 | 鈴木 大介 |
26 | ナノ超構造を利用した極性結晶 | 東京大学 物性研究所 |
助教 | 高橋 竜太 |
27 | 強力な生物活性を有する巨大海洋天然物の全合成と完全構造解明 | 岡山大学大学院 自然科学研究科 |
助教 | 高村 浩由 |
28 | グラフェン光変調器応用に向けたプラズモンギャップ制御 | 東京大学大学院 工学系研究科 電気系工学専攻 |
准教授 | 竹中 充 |
29 | 摩擦における紫外光を利用した”なじみ”時間の短縮と低摩擦ナノ摺動界面の形成 | 東北大学大学院 工学研究科 |
助教 | 竹野 貴法 |
30 | 胃癌の早期発見を可能にする新しい胃X線検査システムの開発 | 金沢大学 医薬保健研究域 |
助教 | 田中 利恵 |
31 | アミロイドダイナミクスを利用した蛋白質貯蔵・放出系の創製 | 神戸大学大学院 理学研究科 |
准教授 | 茶谷 絵理 |
32 | コバネイナゴの片脚跳躍メカニズム解明:自切による跳躍能力低下を軽減する進化 | 弘前大学 男女共同参画推進室 |
特任助教 | 鶴井 香織 |
33 | 分子設計と基盤とする人工リボスイッチの創製 | 大阪大学 産業科学研究所 |
准教授 | 堂野 主税 |
34 | 革新的メタルフリーカップリング法の開発 −太陽電池用増感色素の効率的合成への応用− |
立命館大学 薬学部 |
助教 | 土肥 寿文 |
35 | ウイルスRNA複製におけるリボゾーム蛋白質の役割の分子基盤 | 産業技術総合研究所 バイオメディカル 研究部門 |
研究グループ長 | 富田 耕造 |
36 | ソーシャルメディアにおけるネットいじめ問題の分析とモデル化 | 大阪大学大学院 工学研究科 |
講師 | 中野 賢 |
37 | チョウ目害虫における聴覚特性の解明と音響を用いた行動制御技術の開発 | 農業・食品産業技術 総合研究機構 果樹研究所 |
任期付 研究員 |
中野 亮 |
38 | 多点制御型不斉触媒の創成による環境調和型合成手法の開発 | 名古屋工業大学大学院 工学研究科 |
准教授 | 中村 修一 |
39 | コネキシンを介したカルシウムシグナリングによる筋繊維形成の分子機構の解析 | 東京工業大学大学院 生命理工学研究科 |
准教授 | 中村 信大 |
40 | 新規アミド結合等価体の創出とペプチドリード創薬への応用 | 東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 |
助教 | 鳴海 哲夫 |
41 | 安全なデータアウトソーシング実現のためのセキュリティ技術の研究 | 九州大学大学院 システム情報科学 研究院 |
助教 | 西出 隆志 |
42 | 生体系における脂質膜相分離制御の物理機構 | 北陸先端科学技術 大学院大学 マテリアルサイエンス 研究科 |
准教授 | 濱田 勉 |
43 | 匂い物質に対する嗜好性変化を制御する分子・神経メカニズムの解明 | 九州大学大学院 理学研究院 |
助教 | 広津 崇亮 |
44 | 挿入的クロマチン免疫沈降法(iChIP)を利用した高感度エピジェネティクス解析法の開発 | 大阪大学 微生物病研究所 |
助教 | 藤田 敏次 |
45 | 温度変化に応答した薬剤放出を可能にする新規DNA素子の開発 | 徳島大学大学院 ヘルスバイオサイエンス 研究科 |
助教 | 古川 和寛 |
46 | アレン-Claisen転位反応を基盤とするボンクレキン酸の構造活性相関研究 | 九州大学 先導物質化学研究所 |
助教 | 松本 健司 |
47 | 超長寿齧歯類ハダカデバネズミにおける積極的老化耐性機構の解明 | 慶應義塾大学 医学部 |
科学技術振興機構 さきがけ研究者 |
三浦 恭子 |
48 | がん関連遺伝子が形成する非標準構造のハイスループット解析システムの構築 | 甲南大学 フロンティアサイエンス 学部 |
准教授 | 三好 大輔 |
49 | 単分子メモリ機能を指向した光応答性金属錯体の開発 | 立教大学 理学部化学科 |
准教授 | 森本 正和 |
50 | 中性子物質のガモフ・テラー励起 | 東京大学大学院 理学系研究科 |
准教授 | 矢向 謙太郎 |
51 | 簡便な機能性分子集積に有用な逐次マルチクリック反応の開発 | 東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 |
助教 | 吉田 優 |