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STAP細胞存在 独自調査へ
STAP細胞をめぐる問題で、神戸市の理化学研究所は論文に書かれたようにSTAP細胞が存在するのか、外部の専門家も入れた独自の委員会を設置して、調査を始めることを明らかにしました。
すでに小保方さんの研究室は、関係者の出入りが禁止されていて、今後保存されている細胞などを詳しく調べるとしています。
STAP細胞の問題をめぐっては、埼玉県和光市にある理化学研究所の本部が調査委員会を設置し調べていますが、論文のデータに改ざんなどの不正があったのかどうかが焦点で、STAP細胞が存在するのかどうかについての科学的な調査は、行われていません。
これについて小保方晴子研究ユニットリーダーや笹井芳樹副センター長など、論文の主要な著者が所属する神戸市の理化学研究所発生・再生科学総合研究センターは、外部の専門家も入れた独自の委員会を設け、論文に書かれたようにSTAP細胞が存在するのかどうか、調査を始めることを明らかにしました。
すでに小保方さんの研究室については、関係者の出入りを禁止する措置がとられていて、委員会では保存している細胞や実験の資料をもとに、問題の論文が世界的な科学雑誌に投稿されるに至った過程などについても調べるとしています。
これについて竹市雅俊センター長は「なぜ、このような問題が起きたのか、自ら明らかにして組織として襟を正す必要がある。本部の調査委員会とも連携して調査を進めたい」と話しています。
03月17日 19時18分