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経済
【若手記者が行く】「ポケットに手を入れるな」「朝はラジオ体操」改革中『もんじゅ』で行われている失笑の職員教育
昨年10月にスタートした高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の改革が半年近くを経ても進んでいない。ろくな運転実績がなく、過去約1兆円もの国費を食いつぶした“放蕩(ほうとう)息子”にも関わらず、エネルギー基本計画の政府案で「堅持」が示されたが、運営主体の独立行政法人「日本原子力研究開発機構」には危機感がなく、不祥事やトラブルに加え、新たな隠蔽工作も発覚した。一向に成果を上げない「改革」という言葉はもう聞き飽きた。研究成果を求める国や立地自治体の期待に応えられる日は、果てしなく遠いと言わざるを得ない。(福井支局 矢田幸己)
「改革」はお家芸
「日常業務の改善策として、朝のラジオ体操を励行し、(仕事中は)ポケットに手を入れないことを徹底しています」
3月上旬、改革の取り組みを外部有識者らと議論するもんじゅの検証委員会で、原子力機構の幹部がその実施状況の一端をこう紹介したところ、報道陣から思わず失笑が漏れた。識者の委員も、苦笑いをこらえている様子だった。
「そんなことからやり始めなければならないの?」。その場にいた原子力機構の関係者以外は皆、一様にこう感じたのではなかろうか。
原子力機構は改革の実行具合を把握するため実施した課長・室長級による現場評価やアンケート結果も紹介したが、委員からは「評価のために現場の仕事量を増やさないように」とクギを刺される始末だ。
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