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【芸能・社会】安西マリアさん逝く 60歳 2月、心筋梗塞で倒れ意識戻らず2014年3月17日 紙面から
歌手安西マリア(本名・柴崎麻利子)さんが15日夜、急性心筋梗塞のため入院していた東京都内の病院で死去した。60歳だった。16日夜、所属事務所がマスコミ各社にファクスで発表した。 安西さんは2月20日夜、都内の自宅で心臓の痛みを訴え、自分で救急車を呼び、病院に搬送された。低温療法などの集中治療が行われていたが、意識不明の危篤状態が続いていた。今月8日には事務所がファクスで病状などを報道各社に説明していた。葬儀・告別式は近親者で行う。 安西さんは1973年、カバー曲「涙の太陽」で歌手デビューし、50万枚超のヒットを記録。その年の日本レコード大賞で新人賞を受賞した。 抜群のプロポーションでも知られ、日本テレビ系のお色気番組「11PM」のオープニングに登場する水着姿のカバーガールを務めたこともある。 78年に所属事務所とのトラブルで事実上の引退状態となったが、2000年ごろから音楽活動を再開。06年にアルバム「MARIA〜ケ・セラ・セラ・サマー」を発表し、ここ数年は都内のライブハウスなどでライブ活動を行っていた。 私生活では83年、芸能活動の中断後に単身渡ったハワイで、日本人男性と結婚、男児をもうけたが、ほぼ3年で離婚している。 ◆還暦ヌード写真集うれしそうだった 長沢純安西さんが亡くなったのを受け、40年以上の親交がある歌手で実業家の長沢純(72)が本紙の取材に応じ「ニュースで亡くなったのを知ったが昨日の夜からせきやたんが止まらない。まるで予兆のようだった」と悲しみの胸中を明かした。 生前、安西さんは長沢のことを「お兄ちゃん」と呼んで慕い、昨年、安西さんは長沢のデビュー50周年コンサートにもゲスト出演した。 会話をしたのは昨年末が最後。安西さんが還暦オールヌード写真集を出したことを報告し、長沢が「やめとけよ」とたしなめたが、安西さんは「ちゃんとケアしてるからナイスバディーよ」とうれしそうだったという。 最後に病院を見舞ったのは今月12日。だが、付き添っていた親戚やマネジャーから苦しそうにしていることを聞かされ、「会うのがつらくて、病室の前までしか行けなかった」という。 安西さんはシングルマザーとして、長年一人息子の長男を育ててきた。長沢は「『長男よりも長生きしたい』と話していた。女手一つで息子を育てて頑張ってきたのに。神も仏もないのかな…」とし、その早い死を悼んだ。 PR情報
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