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【プロ野球】美馬 開幕猛アピール 5イニング3安打ゼロ封2014年3月17日 紙面から
◇楽天2−2ヤクルト楽天の美馬は直球に伸びがあり、5イニングを無四球で3安打無失点と仕上がりの良さを印象づけた。打線では西田が2号2ランを放った。ヤクルトは畠山が2二塁打と好調を維持。5回以降は八木ら救援陣が無得点に抑えた。 ◇ ダークホースがラストスパートだ。5イニングを3安打無四球の零封。完璧な投球の楽天・美馬は表情を緩めた。「少しはアピールできたかな」。則本とルーキー松井裕(桐光学園)の一騎打ちとみられていた開幕投手争い。伏兵が大外から一気に追い込んできた。 オープン戦2試合で9イニング無失点の結果だけではない。切れのある直球でグイグイ押し込み、追い込んでからは低めに変化球を集めて凡打の山を築いた。わずか54球。星野監督は「今日の投球で注文をつけたらぜいたくだろ」と内容にも満点評価を与えた。 しかし、話題が開幕投手に移ると、指揮官の口は重くなる。「またヨシ(佐藤投手コーチ)が迷うんじゃないの。オレは知らないもん」。大本命の則本が15日に5イニング6失点で内定通知をもらい損ねる一方、松井裕と美馬はオープン戦で1点も与えていない。 初名誉の扉を自力でこじ開けようという美馬は「本当は、もう決まっているんだろうな」と笑いながらも、「なかなかチャンスはないし、開幕戦に投げることができれば、とは思います」と野心を隠さない。 3人の有力候補は、いずれも21日からのナゴヤドーム3連戦が最終調整のマウンドになる。2年連続の則本か。1956年の牧野伸(東映)以来となる高卒新人か。抜群の安定感を見せる伏兵か。ゴール前は横一線の大混戦になった。 (井上学) PR情報
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