片木啓
2014年3月16日03時00分
長浜市出身の戦国武将・石田三成の魅力を全国に届けようと、ゆかりの長浜、米原、彦根3市の呼びかけで15日、「第1回三成会議」が彦根市古沢町の清凉寺で開かれた。観光協会や地元NPO法人など26団体の代表が参加。悪人から善人まで見方が分かれる三成の歴史的再評価などで協力していくことを宣言した。
三成は1560年、坂田郡石田村(長浜市)に生まれた。修行をした観音寺(米原市)で豊臣秀吉に出会い、重用された。佐和山城(彦根市)城主となり、1600年、天下分け目の「関ケ原の戦い」で西軍を率いたが東軍の徳川家康に敗れ、斬首された。
この日は藤井勇治・長浜市長、平尾道雄・米原市長、大久保貴・彦根市長の3人が「石田三成に逢(あ)えるまちづくり宣言」をし、情報誌を発行したり、共通のロゴマークを使ったりするなど三成の魅力を発信し、観光客誘致を進めることで一致した。歴史シンポジウムや「佐和山城跡武将隊」の演舞もあり、愛知県岡崎市の井上陽子さん(28)は「義を貫いた三成公にひかれる。佐和山にもぜひ登りたい」と話していた。(片木啓)
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