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【プロ野球】

内海 大炎上 5イニング11安打8失点

2014年3月17日 紙面から

ソフトバンク戦に先発し、5イニング8失点の巨人・内海=別大興産スタジアムで

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◇ソフトバンク10−0巨人

 ソフトバンクで先発枠入りを狙う大場、東浜がそろって無得点に抑えた。ともに走者を背負いながら、要所で粘った。内川が2打席連続本塁打を含む3安打6打点。巨人の内海は制球が甘く、5イニング8失点。2番に入った片岡が2安打。

     ◇

 巨人の内海が5イニングを11安打8失点と大炎上した。いくらオープン戦とはいえ、あまりの内容の悪さに「自分のすべてが良くなかった。反省しないといけない」とうなだれた。菅野と争っていた自身4度目の開幕投手どころか、11年目のシーズンインへ不安が生まれた。

 試合が始まっても、ソフトバンクの打撃練習が続いているかのように打ち込まれた。「打たれても仕方ないボールだった。打たれるべくして打たれた」。直球も変化球もことごとく高めに浮き、ボールの力もなかった。

 1回、先頭の今宮に中前打、3番内川に中越え適時二塁打と、大分県出身コンビの速攻で先制点を奪われた。その後も内川に2打席連続本塁打を浴びるなど、回を重ねてもまったく修正がきかない。悪いなりに試合をつくる持ち味を発揮することもできなかった。

 試合開始から小林とバッテリーを組むのは初めてだった。川口投手コーチは「自分の投げたい球と(順番が)前後しているから」と投げづらさを指摘したが、それを差し引いても言い訳できないほどの内容。内海は「(小林)誠司のリードに応えられなかった。申し訳ないことをした」とルーキー捕手にわびた。

 原監督には「あれだけ気持ち良くスイングされているようではいけない。うちの大黒柱なんだから、しっかりやってもらわないと」と注文をつけられた。今季オープン戦4試合で防御率8・36。「この時期なので、あんまり悩みすぎるのも良くない。悪いのが全部出たと思って、切り替えて頑張りたい」と必死に前を向いた。まだオープン戦の登板予定を残す。次こそ本来の姿を取り戻さなければならない。 (小林孝一郎)

 

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