セパン〈マレーシア〉=都留悦史
2014年3月17日00時21分
8日未明に消息を絶ったマレーシア航空機の通信装置の一部が、管制とパイロットとの最後の交信よりも前に切られていたことが16日わかった。交信でパイロットは異変が起きたことを管制に伝えておらず、マレーシア政府は、通信装置を故意に切った人物がパイロット本人だった可能性もあるとみて調べている。
16日記者会見した同国のヒシャムディン国防相兼運輸相代理によると、この通信装置は飛行中の機体の状態を航空会社に伝えるもので、管制がパイロットと最後に交信するより前の午前1時7分に切られていた。
無線による交信では、空域がマレーシアからベトナムへと変わることを管制が伝えたところ、パイロットからは「了解。お休み」との返答があった。この際、機器に異常が起きたという話はなかったという。
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朝日新聞国際報道部
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