2014年3月16日00時59分
自民党は15日、集団的自衛権の行使容認について党内で議論する党総裁(安倍晋三首相)直属機関のトップを石破茂幹事長とする方針を固めた。機関は脇雅史参院幹事長も加わり、党内の全議員が議論に参加できる組織とする。来年度予算案が成立する3月下旬以降に立ち上げる予定。
石破氏は安倍首相と同様に、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認をめざす。党内に慎重論もある中、党ナンバー2の石破氏が総裁直属機関のトップに就くことで、行使容認へ意見集約を加速する狙いがある。
一方、石破氏は野党時代に党安全保障調査会長として「国家安全保障基本法」の制定で行使を容認するという党方針をとりまとめている。首相が基本法制定に必ずしも乗り気ではないため、今後、基本法をどう扱うかも焦点になる。
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朝日新聞官邸クラブ
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