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着想やマウス実験、共著者8人が分担 STAP細胞主要論文

【中村通子】 英科学誌「ネイチャー」に掲載されたSTAP細胞の論文2本には計14人の著者がいる。柱となる主論文には、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーを筆頭に、8人が共著者として名を連ねている。各人の役割と責任を、この論文作成の流れに沿って検証した。

 

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■在学中から協力

 基礎になる着想は、小保方さんが大学院博士課程在学中に得た。東京女子医大の大和雅之教授、米ハーバード大のマーティン・バカンティ医師、小島宏司准教授の3人は主に、この時期に小保方さんを指導し、研究に協力したという理由で、共著者になっている。

 STAP細胞そのものの研究は、小保方さんが理研に移ってから本格化した。細胞作製に続くさまざまな確認実験には、それぞれ高い専門性が必要だ。

 細胞の遺伝子などの特徴の調査は、幹細胞の専門家、丹羽仁史・理研プロジェクトリーダーが主に担当。当時理研所属で、屈指のクローンマウス作製技術を持つ若山照彦・山梨大教授がマウスでの万能性の確認実験を受け持った。

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