十勝毎日新聞社ニュース
帯広署警部補を逮捕 酒気帯び運転容疑
- 2014年3月16日 14時02分
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【帯広】帯広署は16日、酒気帯び運転で衝突事故を起こしたとして、帯広署地域課の警部補(57)を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕した。
逮捕容疑は15日午後8時55分ごろ、酒気帯び状態で軽自動車を運転し、同市東9南8の市道交差点で市内の会社員男性(28)の軽乗用車と衝突した疑い。男性にけがはなかった。
道警監察官室によると、男性からの110番通報を受けて駆け付けた帯広署員が、同容疑者から酒のにおいがしたため検査した。飲酒量などは捜査中だが、呼気からは基準値を上回るアルコールが検出された。
同容疑者は事故当時連絡手段を持っていなかったため、男性のけがの有無を確認後、男性に通報を依頼して付近の自宅(道警公宅)に携帯電話を取りに戻り、十数分間現場を離れていた。調べに対し、「15日午後4時から同8時までの間、焼酎をジュースで割って自宅で一人で飲んでいた」と話し、容疑を認めている。事故の際は付近の入浴施設に向かっていたという。15日は勤務日ではなかった。
道警の安部雅弘監察官室長は「職員が悪質な犯罪で逮捕されたことは誠に遺憾で深くおわび申し上げる。厳正に対処していく」とのコメントを発表した。