川内原発再稼働に「反対」 鹿児島市で集会 6000人アピール [鹿児島県]
原子力規制委員会が優先して安全審査を進める方針を決めた九州電力川内原子力発電所(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に反対する集会「さよなら原発!かごしまパレード」が16日、鹿児島市で開かれ、全国から約6千人(主催者発表)が集まった。
県内の反原発団体などでつくる実行委が主催。福島や佐賀などの原発立地自治体の市民団体代表らが、壇上から脱原発を訴えた。川内原発建設反対連絡協議会の鳥原良子会長は「規制委の規制基準は再稼働ありき。子どもたちに安全な故郷を残すため、原発はもういらない」と呼び掛けた。
集会では、川内原発1、2号機の再稼働反対と廃炉、3号機増設計画の撤回などを求めるアピールを採択。プラカードやのぼりを手に、市内中心部をデモ行進した。
宮崎市から参加した林好美さん(88)は「川内原発で事故が起きれば宮崎も危ない。大きな運動を起こして何としても再稼働を止めたい」と話した。
=2014/03/16 西日本新聞=