2014-03-16

死んだように生きる

今日生まれて初めて、自殺未遂をした。

といっても、ネクタイで輪を作ってその中に首を入れる程度の簡単なものだが。

成功確率が高く、他の方法に比べて最も痛みが少ないという情報から首吊りを選んだ。

しかし、思っていたより結構苦しくて、目の前に火花が散るくらいの結構早い段階でやめた。

死ぬ」という事を身体が本能的に拒絶していると感じた。

結局自殺成功するかどうかは、勢いがすべてだと思う。

少しでも、「あれはどうけりをつけるか?」だとか、

しかった人を思い出したりしてしまうってことがあるという無理だ。


人との繋がりを作るのは苦手だ。

人間は、これができるかどうかで、幸福人生を送れるか否かの大半が決まると思う。

そして私は、これが本当に苦手だ。

私は比較高学歴といわれる部類に入る大学卒業し、上場企業入社した。

そこで行われる理不尽な事の数々に愛想を尽かし、退職した。

そして、後悔した。

もっと引き止めて貰えると思った。

それこそ、自殺する素振りをしたら、

お願いだからそんなことはよせ、お前は必要な人なんだ、

と言ってくれるものだと思っていたら、

驚く位簡単に、社会的死ぬことができた。

私にとっての輝かしい人生は、もう終わってしまった。

後は味気の無い残滓を舐めながら這いつくばって生きるか、

自分より辛い環境に耐えて踏ん張っている人達に敬意を抱きながら、

寿命よりたった数十年程早く命を絶つかのどちらかを選ぶしかない。

そして、命を絶つには、思い切りが足りなかった。

私は再び晴れ舞台に立つ事は無く、

寄る辺となる友人も所属集団も無い中、

自分ひとりが死に抗うためだけに、ひっそりと生きていくようだ。


http://sudoken.hatenablog.com/entry/2014/03/13/224448

新卒入社3年が勝負だという話の登場人物となる、

新卒カードを持った若者たちが本当に羨ましい。

3年の間に形成されるスタンス職業人生に大きな影響を与えるのは事実だ。

しかし一度レールを外れると、いくら尊敬すべきスタンスを持っていようとも、

単なる捨て駒として地を這う道しかないのだ。

--

http://colopon.hateblo.jp/entry/2014/03/14/080141

こんな風に思っている人もいるって、少し救われた。

トラックバック - http://anond.hatelabo.jp/20140316020335
  • http://anond.hatelabo.jp/20140316020335

    自殺した(そして死ねなかった)ことがあるから分かるけど 「死ぬ」という事を身体が本能的に拒絶していると感じた。 結局自殺が成功するかどうかは、勢いがすべてだと思う。 こ...