中国昆明殺傷:死者29人 当局はウイグル独立テロと断定
毎日新聞 2014年03月02日 10時25分(最終更新 03月02日 14時48分)
【上海・隅俊之】中国雲南省昆明市の昆明駅で1日夜起きた無差別殺傷事件で、2日、死者は少なくとも29人、負傷者は130人を超えた。昆明市当局は2日、新疆ウイグル自治区の独立勢力による「組織的な重大暴力テロ」事件と断定した。国営新華社通信が2日伝えた。
中国では3月初旬に全国人民代表大会(全人代)などが開幕する予定で、当局は警戒を強めていたが、2012年11月の習近平指導部発足以来、都市部では最悪の殺傷事件が発生した。
事件を受け、習近平国家主席は事件の早期解決と「暴力テロ分子」の取り締まり強化を指示。現場に中国共産党治安部門責任者の孟建柱政法委員会書記や公安省の捜査班を派遣し、事件処理に当たらせた。
報道によると、男らは約10人。昆明駅の切符売り場などで、その場にいた利用客を次々に切りつけた。全員が黒ずくめの服を着ていたという。目撃者の話では、多数の警察官が現場に駆けつけ銃声も聞こえたという。公安当局は容疑者4人を射殺、1人を拘束した。
中国では昨年10月に北京の天安門広場前で少数民族のウイグル族によると見られる車両突入事件が発生。新疆ウイグル自治区でも暴力事件が相次いでいる。