北陸新幹線にE7系登場・秋田新幹線は高速化3月15日 9時21分
来年3月開業の北陸新幹線に先行して、15日から新しいタイプの新幹線、E7系が、東京~長野間で運転を始めました。
また、秋田新幹線は15日から最高時速を320キロに引き上げました。
東京~長野間で運転を始めたのは、来年3月開業の北陸新幹線のために開発されたE7系です。
白を基調に、空や銅の色など日本の伝統的な色が使われた流線形のデザインが特徴です。
JR東京駅では記念の式典が開かれ、最初の列車は定刻の午前7時24分、多くの人に見送られ、長野に向け出発しました。
車内には、グリーン車より上の「グランクラス」が導入され、自由席も含めたすべての座席に電源コンセントが設けられました。
E7系は最高時速260キロで走り、東京~長野間を最短で1時間20分で結びます。
4歳の息子と一緒にホームで見送った30代の男性は「斬新な青のラインが格好よいです。車内も快適そうで、この列車で北陸に行けるようになるのが楽しみです」と話していました。
一方、秋田新幹線は初代のE3系が引退し、すべての車両があかね色のE6系に統一されました。
これに伴って最高時速が300キロから320キロに引き上げられ、国内最高速度での運転を開始しました。
今回のスピードアップで、東京・秋田間の所要時間は最短で、これまでの3時間45分より8分短縮され、3時間37分となりました。
列車の名前は「スーパーこまち」がなくなって「こまち」に統一されました。
横浜市の娘の家を訪れ、秋田市に帰る60代の女性は、「所要時間が短くなるのはありがたいです。新幹線を利用する機会が増えると思います」と話していました。
また、JR秋田駅では記念の式典が開かれ、東京行きの「こまち6号」を担当する運転士と車掌に花束が手渡されるとともに、秋田県の佐竹知事などがテープカットをして運転開始を祝いました。
そして、定刻の午前6時8分、駅長の合図と共に「こまち」が東京駅に向けて出発しました。
秋田市の51歳の男性は「東京まで3時間半余りで行けるなんて夢のようでうれしいです。早く時速320キロを体感してみたいです」と話していました。
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