□養老令の官撰注釈書『令義解』 ◇C
[ゴロ]良(りよう)の義兄(ぎけい)は/来(き)やはる?夏の/新幹線で
(令義解(りょうのぎげ))(清原夏野(きよはらのなつの))(官撰)
[句意]良くんの義理のお兄さんは来られるの?夏の時期の新幹線を使って、という京ことば入りの句。年代入りは
「良(りよう)の義兄は/来やはる?/夏はさみ(833年)/新幹線で」です。「夏はさみ」はいま春で間に夏を挟んで秋に来る?ということです。さらに天皇入りは
「純な良(りよう)の義兄は/来やはる?/夏はさみ(833年)/新幹線で」です。純情なことで知られている義兄ということです。
[ポイント]
1.養老令の現存する官撰注釈書に清原夏野らが撰した『令義解』がある。
[解説]
1.『令義解』は淳和(じゅんな)天皇の代の833年、清原夏野らがつくった養老令の官撰注釈書である。
2.『令義解』は官撰、つまり時の政府が編んだものなので法的効力を持つ。
3.養老律令本体は、現存しない。しかし、令については、官撰『令義解』、私撰『令集解』にほとんどの令が収録されており復元ができる。
〈2013立命館・文法済営などA方式:「清原夏野らによって編纂された令の官撰注釈書である『[ B ]』などによって今日まで伝えられている。」(答:令義解)〉
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