□養老令の私撰注釈書『令集解』 ◇C
[ゴロ]良(りょう)の祝言(しゅうげん)に/来(こ)れん旨(むね)猶本(なおもと)が
(令集解(りょうのしゅうげ))(惟宗直本(これむねのなおもと))
[句意]良の祝言に来れないという旨(主旨のこと)を猶本が言っている、という句。「祝言」は結婚式のやや古い言い方です。また「猶本」にはサッカー日本代表で技術に加え美人で知られる猶本光選手の姓を使いました。とするとこの場合、サッカーの試合日と重なっているのでということになるでしょう(笑)。
[ポイント]
1.養老令の現存する私撰注釈書に惟宗直本撰の『令集解』がある。
[解説]
1.『令集解』は清和天皇の代の868年ころ、惟宗直本が作った養老令の注釈書。
2.『令集解』は私撰のために、法的効力はない。
〈2012立大・全学部2/6実施:「これ(養老令)に関する記述として正しくないのはどれか。次のa〜dから1つ選び、その記号をマークせよ。
a.これの多くの部分は、注釈書『令義解』や『令集解』に引用されている
b.藤原仲麻呂によって、757年に施行された
c.藤原不比等らによって、701年に編纂された(×不比等らで718年成立)
d.令とは、行政組織・官吏の勤務規定や人民の租税・労役などの規定である」2014/3/10挿入〉
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