それは、少しずれた世界線の物語 (ESSM)
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少しずれた世界線の物語~part.1
始まります!!なのです。
まだまだMMSアンケート募集中のら
英国アンチ回始まるよ~
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part.1 episode.1「なぜ、大卒を高校に戻すのか?!」(mod.0B)
2020年09月08日
神奈川県相模原市 防衛省技術研究本部
…ここに、現在の理論では証明出来ない事が起きていた。
それは、『男性のIS起動』………一般常識である、『ISは女性しか使えない』と言う理論が崩壊した瞬間だった。
『今日からこのクラスの副担任の山田真耶です。一年間よろしくお願いします。』
今日は高校の入学式で、今は自己紹介中なのだが………視線しか感じないなんて事が無い。何故なら、一番後ろの席の真ん中だ、隣には幼なじみの遊佐雪乃がいる。最後列なのでクラスメイトからの視線が感じ無いはずなのに、まるで珍しい生き物にでも会ったかのような感じだ。
あれか?、私は上野動物園のパンダか?
タブレット端末とメガネのレンズに表示されているデータを閲覧しながら、ため息をつく。
タブレット端末には、もうひとりの操縦者の名前などの個人情報が表示され、メガネには、自分の研究データ等が表示されている、無論、ブック端末には
そんな事を思っていると、雪乃から『念話』が聞こえてくる。
『ねぇ、担任て誰かしらね?』
『さぁ?』
私は適当に返しておく。
「………くん………織斑一夏君」どうやら“もうひとりの操縦者”織斑一夏"の番になったみたいだ。
「はっ、はいっ」
いきなり席を立つ織斑一夏に山田先生も驚いたらしく身を引いた。
「…あの……お……大声出して……怒ってる??怒ってるかな??ゴメンねゴメンね!」と山田真耶先生は少しパニックをしていた。
『あの人教員で大丈夫かしら、よくあんな人に教員免許与えたわね』
『雪乃、的確過ぎる』
「でもね……あのね自己紹介って「あ」から始まって今「お」の織斑君なんだよね」と説明をしていた。それに困った織斑一夏は
「いや……あのそんなに謝らなくても………しますから自己紹介しますから」
「ほ……本当ですか??」とまだ少し脅えていた。
「えーえっと織斑一夏です。……よろしくお願いします。………………………………………以上です。」
パァンと女性が名簿で織斑一夏の頭を叩いた。
「痛っ」
そこで山田先生が
「あ、織斑先生。もう会議は終わられたんですか?」
「ああ、山田君。クラスへの挨拶を押し付けてすまなかったな」
「諸君、私が担任の織斑千冬だ。君たち新人を1年で使い物になる操縦者に育てるのが仕事だ。私の言うことはよく聴き、よく理解しろ。出来ない者には出来るまで指導してやる。私の仕事は弱冠15歳を16歳までに鍛え抜くことだ。逆らってもいいが、私の言うことは聞け。いいな」
何の危機を感じたのか、私と雪乃のZigratがインカムの部分のみ展開される。
「「「「キャ―――――――! 千冬様、本物の千冬様よ!」」」」
教室中に黄色い声援が響き渡る。なんだこのクラス、発声練習でもしてるのかな?
だけど、インカムだけでも部分展開してよかった。
「ずっとファンでした!」
「私、お姉さまに憧れてこの学園に来たんです! 北九州から!」
いや、別にどこでもいいからね。わざわざ北九州って言う必要はないよ。
京大なら外人もいるからね、ジンバブエ出身とか。
「あの千冬様にご指導いただけるなんて嬉しいです!」
ああ、そう。
まあ、元世界一に教われるのは嬉しいね。
「私、お姉さまの為なら死ねます。」
ちょっと待て百合か?
百合ならば、今すぐコミケ2日目にいけ。いや、行ってこい
「はぁ・・・・・まったく毎年、よくもこれだけの馬鹿者が集まるものだ。感心させられる。それとも何か? 私のクラスだけに馬鹿者を集中させているのか?」
いや〜、どんな女子が来ても一緒の反応だと思いますよ
『完璧にアホね、アイツ、後ろ取られても気付かないなんて』
『雪乃、それは私達が特別なのであって…』
『レンジャー隊員なら、ノーマルでも…』
「で? 挨拶も満足にできんのか、お前は。そしてお前はまだ自己紹介すらやってないのか?・・・って聞いているのか、お前は」
またパァンと叩かれた。
『『見て、わかれ』』
「お前は自己紹介もまともにできんのか」
「いや………千冬姉………俺は……」
『一般民間人と、レンジャー隊員を比べちゃダメでしょ、そう言えば雪乃、《弐式》の報告書は?』
『あの、ミサイル戦・白兵戦・電子戦・砲撃戦全て中途半端な欠陥機のことかしら?、と言うか未到研の精鋭にやらせる仕事かしらそれ。』
またまたファーストがパァンと叩かれた。
『確かに、打鉄は心雷よりコスパ悪くて整備性も性能も悪い、心雷は試験機だし2機しか就役してないし、現在大絶賛価格高騰中のIFS-X「閃光」のハイローミックスとして倉持が訓練用の打鉄ASIを改造して出そうとしているらしいよ。』
『と言うか、自衛隊に打鉄は3機しかないのだけれど。』
『新規導入も含むと言う案だから、まあ、なお効率が悪い。それだったら、心雷四型の開発を推進したほうがいいと思う、マルチロール機だし』
『心雷シリーズの兵装は、全距離対応の基本装備にタイプ別の後付け装備…敵にしたくはないわね。』
『SGE超大型空対空誘導弾なんて鬼畜以外の何物でもないから…』
『SGMS消滅反応砲、120mm陽電子砲かも撃った時爽快感があるわよね。』
ノワール『私は、XACW-21が好きよ』
『『ノワール?!』』
「学校では織斑先生と呼べ」
『なんで、ノワールが思考通話にアクセスしてるの?』
『念話って、相手の拡散脳波電磁場(BEMW)に同調・干渉しあう事で通信してますから、私も秋葉と雪乃さんのBEMWに干渉してるのよ』
「はい………織斑先生」
((……………アホだ))
「ていうか… 織斑くんって、あの千冬様の弟……?」
「それじゃあ、男子で『IS』を使えるっていうのも、それが関係して……」
「ああっ、いいなぁっ。代わってほしいなぁっ」
女子の騒ぎは軽々しくスルー
そして
「おい、御坂と遊佐、さっきの案件を見逃してやるから、自己紹介をしろ」
『雪乃、ノワール…これはやるしかないよね?』
『うん、未到研 辺りは秘匿よ』
『秋葉、頑張って』
『了解』
「ご紹介を賜わりました、防衛省技術研究本部所属の
そこで続けて、
「同じく、防衛省技術研究本部所属の
「もう少し無いのか?」
「これ以上は、ちょっと……」
「公務員の守秘義務及び個人情報保護法における第一級個人情報にあたりますので……まあ、強いて言うなら、二人とも既に飛び級で京都大学理学部を卒業していますね」
「そうか…さあ!!SHRは終りだ、諸君らにはこれからISの基礎知識を半月で覚えてもらう!!その後実習だが基本動作は半月で体に染みこませろ、いいか、いいなら返事をしろよくなくても返事をしろ、私の言葉には返事をしろいいな」
「「「「「「はい!」」」」」」
『一時間…3600秒…360000ミリ秒、無駄な時間を過ごしたわ』
『まあ、しかり』
『本当にムダすぎて、未到研に帰りたいわね』
『京大でも可』
『だいたい、私たちを派遣する意味を聞きたいのだけれど』
『大人の事情、俗に言う政治的事情というやつさ』
『私たち、あとちょっとで成人なのだけれど』
『いや、その前に飛び級で京都大学出た人を「文教省管轄外で、その特殊性ゆえ普通科高校に比べ大幅に高卒認定の規定単位が足りず、卒業後大検取らないと大学行けないような、ある意味行く意味ないような高校」に入学させるのはどうかと』
『そうよね、言われてみればIS学園の卒業生って、高飛車でその割に使えなくて、塵とか言われていたわね』
『京大でもいなかったね、ここのOG』
『だいたい、中途半端なのよ。たかが高校でちょっと専門のことをやるだけ、そんな人が総合的教養分野も優秀で、その上で大学に行って専門で掘り下げた人に勝てる訳がない』
『まあ、大人の事情と言うのは複雑だしね…』
『大人の事情、ほど理不尽なものはないとはいえ…』
『『はぁー』』
「ねえ、秋葉、仕事しようかしら」
「いいんじゃない?、別にしてはいけないと定義されていないのだし、雪乃がしてるなら私もレポート書いてるし」
「やはり思うのだけど、この端末折れそうよね」
「まあ、ヒンジ無いけどスライドだしね…」
「ねえ、ここなんだけど、秋葉個人としてはどう思うかしら?」
「このレポート?…いや、この演算はHSC級以上のスパコン使わないとたぶん、予測時間内に終わらないよたぶんだけど。」
「HSCの空きジョブって、提供はどれぐらい先?」
「…おそらく、オープンの方は3年先まで満杯」
「3年!?…クローズドの方は?…」
「うん、まあクローズドなら京大のKiraシステム押さえれば…5時間待ちかな」
「本省は?」
「そっちも、牧瀬シニアフェローに問い合わせないとなんとも…」
「ちょっとよろしくて?」
「「すいません、黙って座ったほうが身のためだと」」
そこで、非情(笑)のチャイムが鳴り響く!!
金髪ドリルは999のダメージ、効果は絶大だ!!
「っ……!またあとで来ますわ!! 逃げないことね!! よくって!?」
金髪ドリルは戦術的撤退をした!!
「「良くない、自己中乙」」
と、捨て台詞を吐いて自分の席に戻って行った
『ねえ、秋葉』
『うん』
『『どこに逃げるんだろうね?』』
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Side ???
2015:07:17
…敵不明機高エネルギー収束中、射線上に、自衛隊部隊及び沿岸部都市を確認、退避は…間に合わない!!…というか、○○!?何でそんな所に!?…ああ、そうか、「この子達」なら耐えられそうだね。…だけど…そう言えば、○○には、守られてばっかりかも。…いくよ!!「Gungnir」……
Side ???
…あの時、私は、何をしていたのか………確かに、自衛隊部隊及び沿岸部都市の盾になろうとした……だけどっ…何でそこで春奈がっ……… あの時TRDI035-78-1「Gungnir」はそんなに耐えられる筈じゃなかった…僚機データ共有システムは、中破またはそれ以上、そんな状態だから、撤退指示は出した……なのに……そう、確かに私と自衛隊部隊は残った。私は、…自らが操る機体…電子支援機という使命を果たすために…自衛隊・PRSM統合任務部隊は、国民を守るために、また味方を救助する為に、救難機・哨戒ヘリ・飛行艇を飛ばし続けた…でも不明機は、それですらも撃墜した。その瞬間、何か吹っ切れた、どうして、負傷者を満載したヘリが撃墜されなきゃいけないんだってね。でも私は、電子支援機、できることって言ったら、PDW撃ちながら不明機の搭乗者を記録、J-safetyに記録されたデータを元に特定するだけ…ECMをきかせ…21連装RAMは、とっくの昔に弾切れ…40ミリバルカンは、放熱中…
状況は逼迫していた、
射線上には、沿岸部都市がある…そう思うと、勝手に機体を止めていた…友軍機接近の文字がバイザーに浮かび上がる…あれは… 「Gungnir」!?。何で?!春奈どうして?!。しかしその言葉をかける前に…高エネルギー砲?の閃光が春奈に降り注いだ……
世界で初めて男子がISを動かした、とニュースで報道されたのが入試の終わった二月下旬。それ以前から勉強していたとは考えにくいし、入試の後勉強し始めたとしても一ヶ月程度で身につけられるほど簡単ではない。なんとなく気になって彼の方を見ると、関係ない教科書をペラペラと捲ってはため息をついていた。やはりちっともわかっていないようだ。 助けを求めるような顔で、彼は隣の女子に視線を向ける。
ノワールが自動でICPサポートをかける。
「な、なに?」
熱心にノートを取っていた彼女は、手元を凝視している彼に気づくなり.、驚きと緊張と期待の入り混じった表情を浮かべて尋ねた。
「あ、いや。なんでもないんだ。ゴメン」
「そ、そう…」
彼の言葉を聞いて、彼女はホッとしたような、それでいて少しがっかりしたような顔でノートの記入に戻る。 『俺、勉強わからないんだ。今先生が読んでるところについて教えてくれないかな?』みたいな発言でも期待していたのだろうか。
「織斑くん、何かわからないところがありますか?」
ふたりのやり取りに気づいた山田先生が持っていた教科書から顔を離す。反動でずれた眼鏡を片手ですっと押し上げると、彼女は一夏に尋ねた。
「あ、えっと……」
「わからないところがあったら訊いてくださいね。なにせ私は先生ですから」
そういって自信たっぷりに胸を張る先生。しかしなんとも……ヤバイ、雪乃のジト目がヤバイ。
「先生!」
机の上の教科書に視線を落としていた一夏が手を上げる。
「はい、織斑くん!」
やる気に満ちた返事を返す山田先生に、彼は――。
「ほとんど全部わかりません」
ありのままを正直に告白した。
素直なのはいいことだ 。
確かにいいことではあるが…
…それにも限度というものがある。
「え……。ぜ、全部、ですか……?」
つい先ほどまで自信に満ち溢れていた彼女はどこへ消えたのやら。予想外の言葉に顔を引きつらせたまま、再びずれた眼鏡に手をかける。
「え、えっと……織斑くん以外で、今の段階でわからないっていう人はどれくらいいますか?」
挙手を促す彼女に応える生徒はいない。
当然だ、このくらいのことは既に事前学習で学んでいるのだから。
専門用語がいくつかわからなくても、大体どういうことを言っているのかは誰しもが理解している。
……まさかこいつ、まったく勉強しないまま学園に来たのか。
とりあえず、再確認すると…
『 ファースト』織斑一夏は授業のすべてがわからなかったらしい。
まぁ、いままで平凡な学生だった織斑が、周りのISについてしっかりと学んできた人たちと違うのはわかる。科学技術省の初年度教育課程の瀬文さんの訓練や薫さんの
『あれは、異常よ』
『そーなんだけどね』
しかし、問題はそこではなかった。
「・・・織斑、入学前の参考書は読んだのか?」
という鬼教官・織斑千冬先生の質問に織斑は、
「古い電話帳と間違えて捨てました」
と答えたのである。もちろん出席簿で頭を叩かれていた、
と言うか、
あの出席簿何?
『スキャンしたんだけど、……普通の紙よ、あれ……あれの打撃力のほとんどは…運動エネルギーって………人外… 』
ノワールの的確な報告が届く。
と言うか
おい、黄色くないぞ、黄色く。「タウンページ」って書いてあるだろ。
『え~と織斑君は相当馬鹿ということで……』
『電話帳は、NTTが回収に来るはずよ?』
『2万歩譲っても、捨てる事はない』
「必読と書いてあっただろうが馬鹿者。後で再発行してやるから一週間以内に覚えろ。いいな」
「い、いや、一週間であの分厚さはちょっと……」
『あれ、3日で終わる』
『たぶん、訓練しなくても、2日ね』
「やれと言っている」
「……....はい。やります」
ギロッと睨む織斑先生に対し、一夏はコクコクと頷きを返す。
今のままでは何を教えたところでひとつとして理解できないだろう。
せめて、あの本で基礎中の基礎を身に付けるくらいのことはしないと話にならない。
「ISはその機動性、攻撃力、制圧力と過去の兵器を遥かに凌ぐ。そういった『兵器』を深く知らずに扱えば必ず事故が起こる。そうしないための基礎知識と訓練だ。理解ができなくても覚えろ。そして守れ。規則とはそういうものだ」
まさしくその通りだ。たとえ、基礎理論を確立し試作機を開発した篠ノ乃博士が平和利用を主張していたといっても、現在のISは『ある事件』の影響で、あくまで『兵器』として――戦いの道具としてここに存在している。そういう存在として在る以上、それを扱う者が細心の注…意を払わなければいけないのは当然だ。
ISは既存の兵器を軽く凌駕する。それはISの発表から一ヶ月後に起こった『ある事件』で証明さ.れ、今ではそれは当たり前のこととして扱われるほどだ。
『ある事件』は中・仏・露・南北朝鮮から日本本土に向け2500発以上の大量の弾道・巡航ミサイルが発射された。
真面目に謝罪したのはPRSM加盟国のロシアのみで他国は謝罪すらなかった、某国は「何者かに同時にハッキングされて、勝手に飛んでいったニダ」らしい。
自衛隊・在日米軍・PRSM連合迎撃部隊、通称
残りをを1機のISが空を自在に動き回り、荷電粒子砲や近接ブレードと言った兵器でことごとく破壊した。
これを白騎士事件と言う。
ただ、これには、大きな嘘がある。
迎撃の為に自衛隊と在日米軍・PRSM連合軍は
統合任務部隊の死傷者は、24000名以上(内死者 約4000名)、海上自衛隊連合艦隊旗艦「やまと」及びおおよど型ミサイル巡洋艦4隻、タイコンデロガ型ミサイル巡洋艦3隻、ミサイル駆逐艦16隻が中破、最新鋭のミサイル駆逐艦あきづき型3隻小破…
航空機の被害はF-15C/J/CT:30機、F/A-2:24機、F-14:6機、F/A-18:22機…
…けして小さくない被害だ。
更に、
「……貴様、『自分は望んでここにいるわけではない』 と思っているな?」
図星だったのか、ギクリとする彼に向かって織斑先生は続けて言った。
「望む望まざるにかかわらず、人は集団の中で生きなくてはならない。それすら放棄するなら、まず人であることを辞めることだな」
確かに、女子だらけの学園に突然放り込まれるなんて正気の沙汰とは思えない話だ。だが、そういう力を持って生まれてきてしまったのだから仕方ない。時として、 人は残酷な運命でさえ受け入れなければならない時がある。
でも、人間は諦められない、その運命を受け入れない…受け入れない為に努力する。……
side NCCS
……
………
「大島レーダーサイトより
「敵機増速、あかぎ航空隊スクランブル間に合いません!!」
「近隣空域を哨戒中の、海上自衛隊哨戒機緊急退避中!!」
「接続空域外苑部まで後8分…さらに増速残り6分です!!」
「首都圏統合防空総隊司令部、
「敵IS、領空侵入を想定し、関東地方及び周辺地域に緊急避難命令を発令、関係機関に第1種非常事態宣言の発令を通告!!」
「
「現在、陸海空防空部隊展開率、37%」
「首都圏の全防空サイトの火器管制システム起動、各部隊に攻撃準備命令」
「庁舎内のB・C級職員、来庁者のシェルターへの誘導を開始します」
「国交省航空局より、羽田・成田・茨城の全空港の閉鎖を通知、なお、民間機の緊急着陸は継続中」
「対象地域の各高速道入り口閉鎖、車両待避は継続中」
「航空自衛隊成田分屯地より、E-767AEWCS 6号機が出撃」
「内閣府より、全自衛隊にデフコン1を発令!!」
「JAXAより通報、 Universal Bardを有事系に移行、国家緊急権により、全衛星を、特殊コードJS-03で運用 !!」
「内閣府より、関東甲信越地方に、特別非常事態宣言を発令!!」
「最高指揮官より、防衛出動命令」
「各防空サイトの127mm高射砲撃ち方用意!!」
「各高速道路並びに東京湾アクアライン閉鎖します!」
「各鉄道会社から通知、国民保護法に基づき、国民保護を開始します」
「首都圏第一防空阻止線突破!!、領空侵犯意思ありを確認!!」
「第一艦隊、むらさめ・たかなみ・すずつき射撃開始!!」
「レーダー衛星2号、合成開口レーダーで目標を捕捉…データ解析を開始します!!」
「総理命令により、交戦許可!」
「防空部隊に発砲許可!!」
「科学技術省、戦略データ解析センターから通知!、敵ISは、イギリスのBT2号機"サイレント・ゼフィルス"と推定」
「イギリス!?、何でそんな国が?」
「NCCSより各局、総員火器使用自由・交戦を許可する」
「GFCS-3A起動!、伊東・平塚・横須賀防空サイトRIM-4A 発射!!」
防衛省統合司令センターの220インチの巨大ディスプレイには、色とりどりの光点が描かれ蠢いていた。
その時首都圏上空はものものしい体制だった、同時2000以上の目標を追尾できるE-767JA(Advanced)早期警戒管制機が飛び、周辺諸国にスーパーゼロ/スーパーイーグルと恐れられ、対IS戦も可能な、F-14EJ(アドバンスド・トムキャット)/F-15JA(アドバンスド・イーグル)戦闘機が空中待機し、F/A-2E/Fステルスマルチロール戦闘機が飛び、航空自衛隊の第三世代IS「閃光」が飛びかう。そして、本来は終末期に入った弾道ミサイルを指向性高エネルギー兵器により迎撃するのであるが、その指向性高エネルギー兵器の威力ゆえ対IS任務にも使用される AL-1
…軍事オタクなら喜びそうな光景だった。
「横須賀鎮守府の あかまつ 射列に加わります」
「MQJ-01横須賀2号機通信途絶」
「光学八号偵察機通信途絶」
「危機管理センターから映像入ります!!」
「JAXAより、全地球対地攻撃レーザー衛星システム「アマテラス」SR-037 028 007 射程入ります、現在、チャージ70%、発射まで、あと150秒!!」
JAXAの全地球対地攻撃レーザーシステム『アマテラス』JAXAの保有する、12基の対地攻撃衛星コンステレーション…我が国が保有する最高の矛にして盾、地球上のどこであっても常時2基の衛星が宙に浮かび、指令から5分以内に500GW級のレーザー光線が地上に降り注ぐ…
核兵器と並ぶ日本の抑止力だ
科学技術省が、20兆以上の予算を投入、名目上は、準天頂型高精度全世界測位・航法・観測衛星システム『Hi-Amateras』の測位衛星…実態は、戦略兵器なのだから驚きだ。
「大多喜の遠距離光学監視映像来ます」
その映像は、イギリス空軍が2ヶ月前に公開した、最新鋭BT兵器搭載ISの2号機で、シールド・ビットを試験搭載している。ビット6機が確認されており、欧州統合防衛計画のエントリー機「サイレント・ゼフィルス」その物だ
「味方SAM来ます!!」
「敵機、ミサイルを迎撃中…10機迎撃」
「敵機にSAM8発命中!!」
「敵機、レーザー発砲!!…むらさめ被弾!!」
「アマテラス斉射'!!!」
「アマテラス命中!!…敵機の反応…まだあります!」
「敵機レーザー発砲!!…小田原市庁舎付近にに命中!!」
「…小田原庁舎と通信繋がりません…」
「敵機、反転、領空外へ出ます」
「小田原市庁舎付近に部隊を派遣しろ!!」
「内閣府より、緊急会見を10:30に行うとのこと」
「第二種態勢に移行」
「防衛省情報センター、イギリス政府への電子攻撃開始」
「国家非常事態法によりJAXAに通達、ガリレオの送信波への妨害をAmaterasにさせろ!!、それで欧州軍のシステムは止まる」
「国家非常事態法によりN-Links社に通知、欧州軍向け通信の停止。衛星情報センターに通達、Amateras-Linksの欧州向けサービスを停止、NTTにイギリス大使館・総領事館・代表候補生の通信を提出させろ!!」
「防衛省中央情報局より、欧州軍全体及びイギリスの暗号解読の為、HSSCの使用を求めています。」
「内閣府より、11:00にイギリス全土に報復攻撃を開始する、だそうです」
タカオさんの乙女プラグインの破壊力がヤバイ…
2013.11/04→若干修正(mod.0B)
アンケート募集中のら
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2013.11/04→若干修正(mod.0B)
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