「STAP(スタップ)細胞」の論文の不正疑惑問題をめぐり、理化学研究所が14日に東京都内で開いた記者会見は、海外メディアからも注目を浴びた。200人以上集まった会場には、外国人記者の姿もあった。

 複数の記者がブログで会見を中継した米紙ウォールストリート・ジャーナルは「理研のトップが謝罪」と題する記事で、「4時間にわたる会見の冒頭で、ノーベル賞受賞者の野依良治理事長が深々と頭を下げた」と報じた。

 論文の主要著者の一人、理研発生・再生科学総合研究センターの小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーについて、野依理事長が「未熟な研究者」「データをずさんに扱った」などと言及したことにも触れた。