新万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の作製に関する画期的な論文2本の共同研究者で、山梨大学の若山照彦教授は10日、研究に「決定的なミス」があるとして、論文の撤回をこれまでに求めていたことを明らかにした。
この研究に対しては最近、厳しい調査にさらされている。科学者の間からは、結果に従ってもSTAP細胞の作製ができないとの声が上がっている。
この研究結果は1月、権威ある英科学誌ネイチャーに掲載された。若山氏は10日、論文の主著者である理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーに、論文の取り下げを求めていたと語った。
若山氏はウォール・ストリート・ジャーナルの取材に対し、電子メールで「もうここまで決定的なミスがでたら、信頼性がありません」と述べた。ミスの詳細には言及していない。
理研は若山氏が論文の取り下げを求めたことを認めたが、それ以上はコメントできないとした。若山氏は以前、理研に勤務していた。
研究は比較的安全で簡単かつ道徳的なヒトの幹細胞作製方法を提示したと歓迎されたが、発表直後、研究で使用された画像に不自然な点があることなどの問題を受け、理研は調査を開始した。理研によると、調査は現在も続いている。
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